コミックエッセイ:コソダテフルな毎日

日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた【コソダテフルな毎日 第93話】


私:「ひゃーーーー!! 凄い!! たしかに利息っていう言葉については知ってるけど、じゃぁ利息の仕組みって何なんだって聞かれたら詳しく分からない人がほとんどだと思うし、さらに日本人って貯金重視志向だと思うから、『お金の運用』について教わる機会は義務教育ではまずない気がする」

夫:「そう。だから、そこからさらに子どもたちに、100万円で10パーセントの利息って多い? どう思う? っていう話から、もし、20パーセントの利息がもらえて120万円になるものがあったらどう思う? って聞いてみたとする。当然、みんな、もちろんそっちのほうがいいって言うと思う。

しかしここで、もしかしたら今ある100万円が1年後には95万円に減ってるかもしれない。120万円に増える可能性もあるけど、95万円に減るリスクがあるってなったらどっちがいい? という投資にまつわるお話を子どもたちにディスカッションさせたり、なぜそう思うの? って聞いてみたりもう少し深堀して教育していくとか。

日本人は貯金が好きな人が多いようだけれど、貯金する以外にもお金を『増やす』『活用する』道もあるんだよという事も教えていってほしい」

私「まぁ~~、でも、私たち親世代でも投資=リスキー、無難に盤石に貯金が一番っていう思考が根強い気がするな~~」

日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた【コソダテフルな毎日 第93話】
夫:「貯金っていうのはたしかにお金は減らない。どんどんお金が溜まっていくように見えるけど、考えようによっては経済的には貯金っていうのは死んだ金。どんどんため込んでいくだけの流通していない死んだ金。それが日本にはめちゃくちゃ多いから、日本の経済ってどんどん沈んでいくわけ。

逆に、アメリカが何故あんなに経済活発かっていうと、入ったお金を大半投資に使うから。それも、一般人が。だから死に金が少なくて経済が周りやすい。もちろんリスクもあるからなんでもかんでも投資するのがいいわけじゃないけど、10万円お給料があったとしたら、日本人は貯金に回す傾向がある。

けれど、アメリカ人は投資に回す。日本の場合、年間120万を10年間貯金したとしてせいぜい1200万と少ししか増えない。ただし、減る事もない。

でも、アメリカの場合は、年間120万円×10年間投資した分、1,200万円分が5,000万とか6,000万にふえるわけ。世界経済全体に投資をしている=経済は基本的に伸びていくという考え方。そういう考え方もあることを教えた方がいいと思う。

でもそのかわり、リーマンショックやバブル崩壊、トルコショックといった周期的な大きな恐慌がやってくる。歴史的には、その時には一時的にはガツンとお金は目減りするんやけれども、短期的なものを見るんじゃなくて、落ち込む気持ちは分かるけれど、でも歴史的に見て事実、世界はこうやって回ってるよねっていうようなことをきちっと教える。

日本の義務教育で本当に教えて欲しいことは? 夫婦で話し合ってみた【コソダテフルな毎日 第93話】
何でそうなるのとかの理論は高校とか大学でさらに深く学びたい人だけでいいけど…たとえば自分のおこづかいシミュレーションとかいいんじゃない?」


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