ママの不在時に娘がけいれん…オキエイコさんが描く、大変さを乗り越えて“父親にしてもらう“夫たちの子育て
当事者になってみて初めて身に染みる育児の大変さ。
頭で理解しているのと、実際に体験するのとでは、やはり大きな違いがあります。
とくに最近では核家族化の影響により、「ワンオペ育児」に苦しむ母親たちが増え、加えて女性の社会進出や夫の長時間労働の問題により、夫婦の育児分担について議論される機会も以前に比べ増えてきています。
「なんで私ばっかり…」、「自分優先なんてあり得ない」、理解不能な夫の言動に怒りを募らせる妻たちも少なくないでしょう。
そんな夫婦の関係をあらためて見つめ直す機会を与えてくれるのが、人気コミックライター
オキエイコ(@oki_soroe)さんの育児漫画。
「1歳の娘が高熱で搬送された話」の後日談として描かれた
「髄膜炎のその後」のなかには、妻に育児を任せっきりだった夫が浴びた育児の洗礼とともに、「男性が父親になること」について妻である筆者の想いがつづられています。
■1歳の娘が高熱を出した…その時夫は
「1歳の娘が高熱で搬送された話」では、40℃の熱を出した娘をめぐり、夫と妻の育児への温度差が浮き彫りになります。
その日は、1歳の娘ハナちゃんが高熱を出し、病院に連れて行くも「よくあることですよ」と処置を行ってもらえませんでした。
不安を胸に抱えながら帰宅し、夫にすべてを報告するも、夫の口から出たセリフは…
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オキエイコさんのTwitter「1歳の娘が高熱で搬送された話」より
「ところで今から実家のお祭り行っていい?」というのんきな言葉。
エイコさんはブチ切れするものの、結局要望を受け入れ、夫は3日間、実家に帰ってしまいます。
その翌日に、ハナちゃんは
けいれんを起こして、救急車で運ばれる事態に…。
泡を吹いてけいれんするわが子の姿に頭が真っ白になりながらも、必死で冷静さを取り戻して、救急車を呼ぶ母。
その後も検査の痛みで暴れるハナちゃんの姿を目の当たりにしたり、泣き叫ぶハナちゃんを必死になだめたり、母ひとりでつらい時間を乗り切ります。
夫は実家から戻り病院に駆けつけてくれたものの、検査の結果「髄膜炎」と判明し、明日から入院が必要と聞いても、
祭りの手伝いが残っているから…という理由で、再び妻と娘を置いて実家へ…。
エイコさんは、
夫のあり得ない言動に頭が真っ白になり、もはや反論する気力さえも失せてしまいます。
しかし、「父親としてこのままではいけない」という神からのお告げなのか、その後、夫はしかるべき洗礼を受けることになるのです。