コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
3年間の不妊治療「初めて見た心拍、初めての母子手帳」【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第45話】
陽性判定が出て、妊娠が判明。悪阻も始まり、正式に不妊治療クリニックを卒業する日を迎えました。不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。
初めて見る赤ちゃんの心拍
4回目の移植で陽性判定をもらい、3日後再受診しました。
HCG(※)=394。
※=ヒト絨毛性ゴナドトロピン。妊娠中に産生されるホルモン。
前回の78より増えているので、とりあえず安心とのことです。ネットでいろいろ検索していたので、この数値だと双子ちゃんではないだろうなぁと分かりました。2個移植したのだから、両方とも育ってほしかったのが本音でしたが。
さらに1週間後、超音波で胎嚢の確認をしました。胎嚢はしっかりと映っていました。胎嚢の中にペコペコ動くものあり。
心拍でした。
初めて見る心拍に「ほ~、これが…」と感心します。
少し前から悪阻も始まっていました。 ずっと船酔いのような感じです。 匂いにも敏感になりました。ネギ、玉ねぎなどの匂いがダメでした。
あと、口臭が…。オット&愛犬の口臭に毎回「ウッ」。 隣で寝ていると、寝息がこちらまで漂ってきて「ウッ」。 オットは悲しそうでした。
心拍を確認してから1週間後、8週目の診察へ。
頭と体の区別がついていました。 体の丸いポチポチは手足だと説明されました。 芋虫みたいだったのに、人間らしくなってきたね。
身長1.65cm。
軽くなったと思った悪阻はなかなか完全にはなくならず、たまに横になることもありました。