コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
「男は自由でいいよね!」夫の忘年会シーズン、私がモヤモヤした理由【コソダテフルな毎日 第104話】
こういう時の正論ってすごく腹が立つんですよね。
分かってるもん!!
分かってるけど、なんで私が夜に出かけるってなったらこんなに大変なの!?
あなたは気楽にホイホイ忘年会でも新年会でも山ほど行けるのに、私はたったひとつの忘年会でさえも何日も前から入念に予定をすり合わせて、各方面の手配をしてからじゃないと出かけられないなんて、不公平じゃない!?
思わず愚痴ってしまったら、そこからバトルが始まりました。
夫:「男とか女とか性別は関係ない。置かれてる立場が違うだけだ。」
私:「女の人はいっつも不利な目にばっかり合う! 転勤だってそう。自分のキャリアは捨てて夫の転勤先についていかないといけないのは結局女性の方」
夫:「そんなことはない。
自分のキャリアを大事にしたければ夫が転勤を蹴ってそこに残ればいいだけ」
私:「そんな理想は簡単に言えるけど、実際にできている家庭が今の日本にどれだけあるんだよ! 結局奥さんはみんな夫の転勤に付き合わざるを得ないし、飲み会だって友達との予定だって身軽になんて動けない!」
夫:「だからそれは男とか女とか関係ない」
もーーーーー!!!!
だーーーかーーーらぁぁぁぁぁ!!
理論上はそうかもしれないけれど、現状見てごらんなさいっつーーの!!
あんたの妻の私、自由に動けてないじゃん!
なんでこうも通じないのかなーーー。
送別会を断ってくれたのはありがたいけれど、だいたい送別会を断っただけでも「ありがとう」だし、夜忘年会に行かせてもらうだけでも「ありがとう」だし、結局なんにせよ妻が夫にお礼を言わないといけない現実。
妻に「忘年会に行かせてくれてありがとう」と声をかける夫が世の中にどれだけいるでしょう。
話してもらちが明かないので、私はやるべきことをやるべく、空白の時間を埋めるためのシッター探しに奔走し、
当日は晩御飯を作って、シッターさんに引き継いで、
翌朝は朝早くの新幹線でかえってきて長男の習い事の送り迎えへ行かなくちゃ。
お母さんが忘年会に行くためには手間もお金も飛んでいくのも仕方がない。