「カンガルーはオーストラリアの国章になっている。なぜか知ってる?
カンガルーは前にしか進めないから。
後ろを振り返ったり後退したりせず
常に前を向いていこうというあの国の考え方が好きというべきかな。」
予想よりも悪い結果になった時、あー挫折した…もう終わりだ! と勝手に絶望して未来への道を自分で閉ざしてしまい、常に過去のことばかりを振り返って「ああすればよかった、あの時こうしていたら…」と嘆くワタシに
グサリと突き刺さる言葉でした。
夫は、悪い結果でも事実を冷静に分析し、マイナスな要素があれば必要な処置をして、次にこうしたらより良くなる、という受け止め方をします。
それまで前向き、というと
「気合いだ! 前進あるのみー!!」
という体育会系の暑苦しいイメージがあってそういう人は苦手だったんですが、
自分の感情に振り回されず低温をキープしながら着実に前に進む方法があることを初めて知りました。
あれから10年、お互いに山も谷も経験してきました。
最初の数年はおんぶに抱っこでしか前に進めなかったワタシですが、苦手なこと、悪いところを責めず、得意なこと、良い部分を褒めて背中を押してくれる夫のおかげで、いつのまにか自信がつき、自分を無駄にいじめずに認めてあげられるようになりました。
今こうして自分の思いを公の場にアウトプットさせていただく機会があるのも、「やってみたら?」と常に新しい挑戦を後押ししてきてくれたおかげです。
夫と過ごしてきた年月で、ワタシは感情のハンドリングが正しくできるようになったようです。
教習所の教官が心の助手席に乗ってくれているような安心感。
自分のことしか見えていなかった過去に比べ、背筋を伸ばせるようになって視野が広がり、夫や周囲の人への気遣いも少しずつできるようになって…いるかな?
届いているかわからないけど、努力するようにはしています。
まぁ…そんな感じで夫を上げまくってみましたが…
どんな性格も一長一短あるわけで…
冷静に、落ち着いたまま、時々まぁまぁなミスをやらかしたりもします。
こちらの寿命が勝手に縮んでますが、横でパニクられるよりは…いっか!?と思ってます。
この人と結婚してよかった! うちのパートナーのいいところ