僕と同等に稼いでみなよ! 『夫の扶養からぬけだしたい』が描く“追い込まれる妻”と“居場所のない夫”
■強くなりたかった…“ふよぬけ”で妻が手にしたかったもの
その後は「自立する」と決めたももこがさまざまな現実に直面しながらも、奮闘する様子が描かれていきます。
“仕事にやりがいを求めるなんて贅沢だ”
“母親なのに、何夢見てるの?”
批判的な言葉にさらされるなか、ももこが最終的にたどり着いた答えとは?
そして、そんな夫婦を襲う、思いがけないトラブルとは…!?
最後の1ページまで目が離せない展開が待っています。
■本書が問いかける「結婚生活」と「生き方」の問題
結婚とは、ときに自分の人生を変えてくれるような幸せの象徴として描かれることもあるけれど、実際は、いかに現実と折り合いをつけながら、他者とともに人生を歩むか…というまるで修行のような時間。
自らの心の安定を手にいれるためにも“自分自身を飼いならす術”を学び、人生の満足度はあくまで自分自身の手の内にあることを自覚する必要があるのです。
『夫の扶養からぬけだしたい』より
そんな結婚生活を踏まえて、本書はあなたに「どう生きるか?」を問いかけ、1人の女性として、母として、妻としてたくましく生きるためのエールを送ってくれるのです。