「泣き・絶叫・笑いのうどん事件。そうか、これがイヤイヤ期なのか」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.57 

おかっぱちゃんの子育て奮闘日記

おかっぱちゃんの子育て奮闘日記

イラストレーターのBoojil(ブージル)ことおかっぱちゃんが、新米ママとして育児に奮闘する様子を連載でお届けする、子育てイラストコラムです。

おかっぱちゃんの子育て奮闘日記/ブージル
2歳にはいってからというもの、ここ最近朝から晩まであらゆる場面で、息子の行動に対し何かと手伝おうとすると、「いや!かんちゃんがやるのお」と、主張するようになってきた。

うすうす感じてはいたものの、やはりそうか、これが2歳児に必ずや訪れると言われる「イヤイヤ期」なのか。

■なんでもイヤ! 家事も仕事も円満に行かなくなってきた

「朝ごはんを食べよう。」と誘っても、「イヤイヤ!」
「お風呂にはろう。」と誘っても「イヤイヤ」
「着替えるよ。」と頼んでも「イヤイヤ」

「イヤ! イヤ!」とはいえ自立心が芽生えている証拠

自分で何事にも支配されず、行動したいという気持ちが出ているんだろう。

周りの子どもをもつ友人たちから話は聞いていたし、そこまで驚くことはなかったけれど…。
母としては、いろいろ嫌がられることで、家事も仕事も円滑にいかないわけで大変困る

保育園に送りだすときも、この「イヤイヤ!」のせいで時間がかかってしまう。
本人の思いどおりにいかないことがあると、わが息子は鬼の形相になり「びえーーーーー!」と泣く始末。

どこまで見守ったらよいものか、判断が難しい。

こりゃまいったなぁ。


■事件勃発! そのとき心の中で悲鳴をあげた

そんな時期に事件は起きた。

その日は夕飯を近所のうどん屋で食べることにしていた。
うどんならいつだってよく食べるほど、麺類は特に息子が好んでいた。多くのお客さんで常ににぎわっている店内。子連れのお母さん方もたくさんいた。

うどん好きの息子だけれど、その日は食べるペースがとくに遅かった。
注文した、釜玉うどんがサーブされてから、かなりゆるかなペースで食べ始めた息子。

30分経過、45分経過、1時間…経過。のびきっているうどん。
体調が悪い様子もないし、ただ食べるのが面倒臭い様子。

残り少々という感じだし、もう出るか。

おかっぱちゃんの子育て奮闘日記/ブージル

「もうごちそうさまかな? いいね? お片づけして」 
なんとなく、息子がうなづいたように見えたので、ささっと片付け息子を抱っこして、店内を出ようとすると…

「めんめん(麺)~!! めんめん~!!!! まだぁ~、まだ、たべるのおおおおお」

突然息子が奇声をあげた。
店内に声を響き渡る…。心の中でこう叫ぶ私(いやー! やめてーー!)

「また食べにこようね」
「だいじょうぶだよ~いつでも食べられるから」
などなだめてはみたものの、どんな言葉もNG。息子の気持ちは落ち着かない様子。

もう完全に残飯化していたうどんを、息子は最後まで食べたかったようだった。
しかしながら、すでに片付けられてしまった器を流し場から引き取る訳にもいかないし、もう一度注文する訳にもいかない。夫もわたしも腹はパンパンだ。

「めんめん(麺)~!! めんめん~!!!!」外に出ても号泣し、怒り狂う息子。
家に帰るまでずっとこの調子だった。

いつもは穏やかに接することを守ってきたけれど、この時ばかりは我慢ができず
「そいだら、ひとりでうどん食べにもどりなさい!」と、びしーっと怒鳴ってしまっていた。


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