前記事の最後でも触れましたが、今回は宿題嫌いで大変だった長女がその後どうなったかのお話、数回にわたって書いていきたいと思います。
結論から言ってしまうと、娘は不登校を3年間経験後、高校から社会復帰し現在大好きな絵を描く仕事に就いています。
娘の不登校の原因について
不登校については、ちょうど今話題にもなっていますよね。
…賛否両論あると思います。
ひどいイジメにあったり、病気があるなどハッキリした理由がある場合は仕方ない。
…でもたいした理由がないのに不登校って…甘えでしょう?
学校行って勉強するより、好きなことだけして遊んでいたいだけ?
そんなんじゃ…社会にでれなくなる! …って思いますよね。
実は私もかつてはそう思っていました。
学校に行くのは当たり前だと思っていたし、自分が学校に行けたからです。
しかし、娘が不登校になったことで
「学校がとても苦痛な子がいる」ということを私は学ぶことになりました。
(不登校の原因や苦しさは、その子その子によって違うと思いますので
あくまで我が家の体験談です)
もともと娘はひょうきん(死語?(笑))なタイプで、みんなを笑わせたりするのが好きで、慕ってくれる友達もいました。
ですが集団(幼稚園・学校)はどうも今一つ楽しめてる感じではありませんでした。
「どうして行かなきゃいけないの?行きたくない」とよく言っていました。
何が嫌なのか聞いてみると…
意地悪するクラスメイトがいる、先生の怒鳴り声が嫌、給食を残してはいけない…など
そりゃそうだろうけど…ということばかり。
クラスメイトの意地悪や、先生が怒るなどは、自分に対してではなくても気になっていたようです。
給食や体育が苦手なのは私もわかっていたのですが、頑張ってるうちに鍛えられていくかな~という期待もあったので、
親は深刻にならずに背中を押すくらいでいいかなと思っていました。
友達付き合いができる子だし、勉強嫌いでも理解はできているのだからそのうち楽しくなるだろう、慣れるだろう、なんて気楽に考えていました。
娘にしたら…悩みは結局ひとつも解決しなかったわけです。
娘はどんどん家から出れなくなり
…これからどうなる?と不安な日々に
そして6年生の時、朝登校時になると腹痛や頭痛などの体調不良を訴えるように。
改めて学校でなにかあったのか聞いてもやはり大した理由は出てこない…
クラスメイトとのいざこざはあったようですが思春期に入り難しいお年頃なので仕方ない…くらいに思っていました。
体調不良は家にいるとケロッと落ち着く。
これは
乗り越えさせないとこのまま本当に不登校になってしまう。
それだけは避けたいと思い…なんとか休みを増やさないようにと必死で思いつく限りの試み(遅刻や早退でもいい、教室が苦痛なら保健室でもいい、先生と相談・協力)に尽力しました。がその甲斐虚しく…娘はどんどん家から出れなくなりました。
不登校になった娘に寄り添えるようになるまでは、私にとっても娘にとっても苦しい時間でした。
まるで出口の見えない暗いトンネルにいるようでした。
次回へ続きます。
目の前がぐるぐるする!? 薬の強さに体が着いて行かない…!【謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話 Vol.43】