■どうする? 小ぶりで壁付けできないベッド
それは、そこそこ小ぶりのベッドのツインルームであった。
ベッドが動くのであればくっつけるのだが、部屋の構造上それができないタイプ。
仕方がないので、狭いのは山々だが、ひとつのベッドで娘を挟んで寝るということに決めた。
そして、夜。
私が少し仕事のメールか何かをしているうちに、妻と娘は旅の疲れで先に寝てしまっていたのだが。
二人が寝たらベッドのスペースはほとんどなくなっていた。
私が寝られそうなスペース、およそ
20cm幅。
妻や娘と違い、私はどちらかというとじっと動かず静かに眠ることができるタイプの人間だ。
それにしても20cmで朝までというのは、かなり厳しい。
しかし、このままでは、そのうち寝返りをして娘は落ちてしまう…。
というわけで、
結局20cm幅に無理やり寝ることにした。
常に体が半分飛び出しているような状態だったが、意外とこれで家族3人、普通に朝まで寝たのだった。
みんなの親子旅行記