コミックエッセイ:もりりんパパと怪獣姉妹
父から娘への最後の応援…そして結果発表~長女の中学受験奮闘記7~【もりりんパパと怪獣姉妹 第9話】
遂に訪れてしまった中学受験の本番。
勉強自体は正月前に一通り完結させていたので気持ちの余裕はありました。
勉強方法を変更した時に決めた通り、お正月はしっかりと遊んで休息。
そして正月明けに塾で最後の復習と面接の練習を終えて本番へ。
(冬休み期間中の塾・短期集中講座は正月前後の8日間でした)
当日は嫁さんが仕事で忙しかったので僕が学校までの送り迎えをしたのですが…
長女さん、ド緊張。
後に長女は語ります。「あの時は生きている心地がしなかった」と。
まぁね、気持ちは分かります。
だってせっかく今まで勉強してきたのに、ここで失敗するとその努力が水の泡になってしまうかもしれないですもんね。
でもね。
そうじゃないんです。
中学受験を決めた最初の時に長女に伝えたように、試験の結果が全てではないと思うんです。
何か目的を持って、その目的に向かった目標を掲げて一生懸命遂行することが大切だと。
色々とありましたが、この半年間長女は一生懸命勉強をしました。
きっと今まで生きてきた12年間で1番がむしゃらに行動したのではないでしょうか。
その取り組みが大事だと思うんです。
だから…
例え試験に落ちたとしても誰も長女のことは責めません。
一生懸命頑張ったことを知っているから。
その頑張りがアナタのかけがえのない財産になると、そう思っているから。
その上で…
これまでの人生で初であろうこれほどまでの緊張をほぐす手助けをちょっとだけしておきました。
せっかくだからアナタのありのままを面接に・作文に・適性検査にしっかりとぶつけておいで、と。
そう応援する気持ちで背中を押してきました。
そして、受験中の昼休み。
長女の受ける中学校では、お昼休みは体育館で親と一緒に過ごすことが許されています。
この日は九州でも雪の降る寒い1日。
体育館の中心に置かれた大きなヒーターを取り囲むように座る様々な親子たち。
午後からの練習をする親子・午前中の反省会をしている親子・ただ静かに黙々とご飯を食べる親子。
その過ごし方はそれこそ十人十色です。
僕たち親子は…