コミックエッセイ:4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家
引きこもりになってしまうのでは…という不安と向き合う親子それぞれの思い/娘の不登校体験記(3)【4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 Vol.42】
長女の不登校の体験談、第3話です。
不安や引け目などから家庭内でケンカが増えますます自己嫌悪に陥る娘。
家と学校しか知らない子どもにとって、どちらも居心地の悪い状態は相当しんどいものだったでしょう。
私も娘の苦しさに気が付いたもののどうしていいかわかりませんでした。
ふさぎ込んだりしてたので外へ誘うも…
他人の目が気になって外出が辛くなってしまった娘
学校にいるはずの時間帯に出かけることは不登校の子にとってはハードルの高いことだったようです。ですからこのころは夜少し出かけるといった感じで、外出もままならなくなった娘。
この先引きこもってしまうのでは…私も不安にさいなまれます。
自分たちを追い込むのはやめた!
「学校に行かなくていいよ」とはなかなか言えなかった私ですが、もうすでに行けてないわけだし、毎日心が休まらない娘をなんとかしなくてはという思いから…
毎晩、明日は行けるかな
毎朝、今日こそ学校に行かせたい、行けない、行かなきゃ、と自分たちを追い込むことをやめることにしました。
朝のストレスが無くなったことで私も娘も気持ちがずいぶん楽に。
状況的には不登校確定! って感じではありましたが、そこから娘の表情も少しずつ穏やかになりましたし、妹や弟も姉の状況を受け入れてきたようでした。
しばらくすると、今度は「家族以外の誰ともと会ってない…」と
社会から孤立してるのを気にするようになりました。ただやはり
他人の目が怖いのは変わっていなかったので、同じ立場の子たちがいるところを調べました。
不登校の子を対象したイベントに参加
フリースクールや教育支援センターにも出向き、見学させていただきましたが、娘がしっくりくる雰囲気のところは見つからず。
でもNPO法人で企画されていた単発の不登校の子対象イベントを見つけそれには参加することができました。
不登校の子の集まりなので、お互いに交流したりという元気はなかったようですが、それでも「自分だけじゃないんだ」という安心感や、不登校でも普通に見てくれる大人がいるということ、きっと参加した子どもたちの心に響いたのではないかと思いました。
久しぶりに娘の解き放たれたような笑顔を見ることができました…!(涙)
今回の記事は、学校に行くことをいったん封印する話でしたが、そうすることが正解だと言いたいのではありません。それぞれ状況も性格も違うでしょうから参考程度に読んでいただけたらと思います。
不登校で親が一番難しいなと思うのは、子どもの甘えなのか本当に苦しいのかの見極め、線引きだと感じます。「それくらいで苦しいなんて言ってる場合じゃない!」って思ってしまうのが親心ですよね。
繊細で敏感で真面目な面がある長女。
娘にとって学校はとてもストレスが多いところでした。
たくさんの違和感…でもこれが当たり前なんだろうと耐えてきたなかで自信も気力も失ってしまったのだと思います。
将来を考えると、皆と同じように学校へ行ってくれたほうが安心なのですが…合わない子もいるんですよね。
不登校になってしまった場合、
その後の人生は手探り、自分たちで見つけていかなくてはなりません。
次回はどうやってその「道」を見つけていったかのお話です。
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