コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
【新連載】赤ちゃんはやりたい放題! 4歳差姉弟の間を取り持つための、母の奇行。【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.1】
はじめまして、たんこと申します!
我が家では2018年1月に、第二子となる息子が誕生いたしました。
お姉ちゃんとは四歳差。
嵐のような目まぐるしさの年子さん兄弟・二歳差兄弟に比べれば
お姉ちゃんに指示が通るだけあり、とっても楽だったのですが、
四歳差には四歳差の、お姉ちゃんの苦労がありました。
それは…
弟の、ルール無視のパンチ。
生まれた当初はお姉ちゃんのいいおもちゃになっていた息子も、
少し経つと手足をよく動かすようになり、お姉ちゃんの顔を叩いたり、髪を引っ張ったり…
しかも「ダメ!」も通用しない、手加減というものも知らない赤ちゃんです。
叩き返すことも泣くこともせず、かわいい弟だから…と笑いながら耐える娘を見ていると、
ちょっと切なくなってしまいました。
そこで私が始めたのは、
息子を腹話術でしゃべらせること。
私の精いっぱいの裏声で、事あるごとに息子をしゃべらせていきました。
お姉ちゃんが髪をまとめれば
「おねえちゃんかわいい!似合ってる~!」。
お姉ちゃんが着替えれば
「その服かわいいな~!いいな~!」。
お姉ちゃんが食事をすれば
「ぼくもそれ食べたいな~!でもまだ赤ちゃんだから食べられないんだよね~!」。
お姉ちゃんのおもちゃを取ってしまった時は
「ごめんね!ぼくも一緒に遊びたくて…」。
お姉ちゃんを叩いてしまった時は
「ごめんね!ぼくまだ身体の操縦がうまくいかなくて…」。
さすがに四歳児ともなると、私が声を当てていることは娘も気付いています。
でも、普段はテンションの低いママの奇行にニヤニヤ…
そしていつの間にか、息子が暴れると
そんなこんなで今のところ仲良くやっている二人ですが、
息子がしゃべり始めた時が、第二ラウンドの始まりですね。
二人の成長の喜びを噛みしめつつ、ママはレフェリーをがんばります。
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