発達の遅れがあり、現在も療育に通っている娘。
引っ越しや二人目妊娠などの大きなイベントもあり、
娘は4歳を超えてもなかなかオムツが外れませんでした。
入園の条件に"オムツ外れ"と書かれていた新しい保育園では、
落とされてしまう覚悟もしていましたが…
保育園の先生方は、「一緒にゆっくり、オムツ外れを目指しましょう!」と
優しく諭してくださいました。
この時の安堵の気持ちは、今も忘れられません。
安堵しつつも、入園までに少しでも進めてあげたい。
そう思い、自宅でも、試行錯誤で色々な方法を試していました。
もよおしたらそっと便座に座らせる、便座を使いやすいように踏み台を設置する、
トイレでは優しく声かけしリラックスさせる、お気に入りのキャラクターのパンツを履かせる…
しかし、なかなかトイレトレーニングは進みませんでした。
産後まもなくということもあり、身軽にフォロー出来ない自分にも少し焦りを感じつつ
娘の様子を観察していると…
娘はトイレまで我慢できない、トイレに座って排泄できない、というよりも
失敗への恐怖と恥ずかしさに怯えているようでした。
確かに、今までもたびたび、お姉ちゃんパンツを履いては失敗し、濡らしてしまうことがありました。
その度に、とてもショックを受けている様子だった娘。
大人が「気にしないで大丈夫!」なんて言っても、パンツや床を汚してしまった罪悪感は
娘にとって、とても大きいものだったのだと思います。
そんな娘の優しい気持ちに気付かずに、
前のめりにトイレトレーニングを進めようとしてしまったことを反省…
それと同時に、
失敗が怖いとか恥ずかしいとか、すっかりお姉ちゃんな
繊細な気持ちを抱けるようになった娘の成長を、とても嬉しく思いました。
おしっこを漏らしても平気で遊んでいた赤ちゃんとは、もう違うんですね。
その日から、お姉ちゃんパンツを履くことも、トイレに行くことも、
娘がやりたいと言ってくるまで待つことにしました。
私は、娘と過去の自分を重ねていました。