進まないトイレトレーニング…焦る気持ちを解消してくれたのは、自身のひきこもり経験の記憶でした【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.2】



私は10代のほとんどを、重度のひきこもり状態で過ごしていました。
外出はおろか、当たり前の日常生活を送ることも出来なかったその頃は、買い物なんてもっての外。
数年経ってやっと出来たのは、深夜に近所の自動販売機でジュースを買うことでした。

進まないトイレトレーニング…焦る気持ちを解消してくれたのは、自身のひきこもり経験の記憶でした【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.2】

スーパーやコンビニに行けば、ジュース以外にも色々なものが買えます。
いつでも、好きな時に好きなものが買えます。
でも、私にはそれが出来ませんでした。したくても出来なかったんです。

"人と会うのが怖い" "姿を見られるのが恥ずかしい"

この二つの気持ちが、お店で買い物できない理由でした。

今思うと、なんて不便な生活だったんだろうと思います。
娘だってきっと、トイレでしたい時にする方が楽だと分かっています。
オムツよりもお姉ちゃんパンツの方が、可愛いしムレないし、動きやすいです。

でも、"怖い"や"恥ずかしい"という気持ちは、本人にとってとても大きなハードルです。

それを解消できなきゃ、進めないのは当たり前。
実際私も、自由に出歩けるようになったのは、何も気にせず自分を好いてくれる友人と出会い、
自分に自信が持てるようになってからでした。

きっと娘も、周りの大人たちが楽しく見守っていれば、少しずつ自信がついていくはず。
ゆっくりだけど、確実に日々できることは増えています。
私は、昔の自分を思い出しながら、静かに見守ることに徹しました。


進まないトイレトレーニング…焦る気持ちを解消してくれたのは、自身のひきこもり経験の記憶でした【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.2】

すると…

進まないトイレトレーニング…焦る気持ちを解消してくれたのは、自身のひきこもり経験の記憶でした【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.2】

新しい保育園に入園して1ヶ月で、娘はあっという間にオムツが外れました。

保育園の先生方のあたたかなフォローが何より大きかったのだと思いますが、
大人が焦らなくても、子どもは成長していく!
そんなことを、娘に教えてもらったエピソードでした。

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