■まさかの大絶賛!?
その俳句のような叙情感と、読む側に大部分の感情を委ねる読後感に、
映画監督の大根仁監督、氣志團の綾小路翔さん、アンダーカバーの高橋盾さん、テレビ東京の佐久間プロデューサーなど、今でいうインフルエンサーたちがこぞって大絶賛。
Twitterやブログなどで紹介してくださったのである。
本気でそう思った。
まさかこんなことで秘められた自分の才能が開花するとは…
これで自分も、Twitterで何万リツイートもされる、人気WEB漫画家みたいになるのだと思った…
それがまさか、何万人もフォロワーがいる人たちが紹介しているというのに、奇跡的に
ほとんど拡散されなかった
のである。
大根さんに至っては、ラジオに呼んでくれたり、いろいろなところで紹介してくれたのに、大根さんのフォロワーたちに私のマンガは全然響かなかった。
何を隠そう、評価したものが必ずヒットする目利き・大根仁が
唯一ヒットさせられなかったコンテンツが私、劔樹人なのである。
しかしその後もそれなりにマンガは描き続け、今に至る。
相変わらず、大きくバズったことはない。
それでもこうしてやらせていただいてるのは、とてもありがたいことである。
私がコミックライターになるまで