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コミックエッセイ たんこんちは ボロボロゆかい

娘が消えた…! 油断と信頼が生んだ、しっかり者の娘の迷子体験【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.3】

ウーマンエキサイト
急いで周りを見渡すと、遊具の向こう側、私たちとは反対の方向に娘が向かっていきます。

「みーちゃん!こっちだよ!」

そう叫んでも、周りの子どもたちの声に私の声はかき消され、娘に届きません。

これはマズイ…!!

急いで息子を小脇に抱え、娘の方へと走りました。

遊具ゾーンのすぐ横には、駐車場へと向かう車が走る車道があります。
何かの間違いで車道に飛び出てしまったら…血の気が引きました。

娘はキョロキョロと不安そうな顔をしながら、私たちからどんどん離れていきます。
そして、ついに建物の入り口に入っていきました。

建物に入ったら、危険は減っても死角が増える。いかん!!

娘が消えた…! 油断と信頼が生んだ、しっかり者の娘の迷子体験【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.3】

ここで、ついに確保。

娘はしばらく訳がわからない様子で、笑顔が戻ってくるまで数秒かかりました。

「だって、ママこっちにいるかな~とおもって…」

苦笑いしながらそう言う娘に、
私は謝るしか出来ませんでした。

娘が消えた…! 油断と信頼が生んだ、しっかり者の娘の迷子体験【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.3】


遊びに夢中で、私たちの居場所をちゃんと把握できていなかったのかもしれない。
把握していても、遊んでいる中でつい忘れてしまうことがあるかもしれない。

弟が出来てからすっかり手がかからなくなり、外でも私たちから離れることの無かった娘。
もともと母親である私が心配性で、手と目を離すことはまずなかったのですが、
下の子が生まれてからは、つい背中を任せて息子を見ていることが増えてしまいました。

でも、お姉ちゃんもまだ5歳の小さな子ども。
目を離したら、何をするか、何が起きるかわかりません。
そんなことに改めて気付かされた出来事でした。

それからは、娘が遊び始めていても、まずは息子が遊ぶ場所に連れてくること、
そして何より、離れる時は娘から目を離さないように、駆け寄れる範囲に居るようにしています。
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