私が言葉にしたかったのは、まさにこんな日常だった…! 涙腺崩壊の育児絵日記「子供ができて知ったこと」
『子供ができて知ったこと』むぴー著(扶桑社)
育児の悲喜こもごもを遊び心あふれるタッチで描き、多くのママたちから共感を集めるコミックライターの
むぴーさん。
ウーマンエキサイトの連載
『あさひが丘の人々』でも、育児や自分自身の生き方に悩むママの心を絶妙な心理描写で描き、人気を博しています。
そんなむぴーさんが、自身のTwitterで公開している「#むぴーの絵日記」に多数の書き下ろしを加えた書籍
『子供ができて知ったこと』(扶桑社)を発売しました。
本書は、何気ない育児の風景をはじめ、夫婦の育児分担や他者との比較で悩む母親の心情など、子育て中のママ・パパなら共感せずにはいられないエピソードが盛りだくさん。
ありふれた日常における幸せの所在を再発見しながら
「親になるってなんだろう?」と、あらためて考えさせられる一冊です。
■母親たちの日常に言葉を持たせるむぴーさんの子育て絵日記
慌ただしい毎日のなかで、育児を通して感じる喜びや苦しみの感情は、いつの間にか自分のなかを通り過ぎ、その出来事一つ一つに言葉を持たせることは難しいものです。
日々、喜怒哀楽のはざまを行ったりきたりしながらも、楽しい、つらい、うれしい、苦しいと感じる気持ちの本質に気付かないまま過ぎ去っていくことがほとんどなのかもしれません。
しかし、むぴーさんの絵日記を読むと、ストンと腹落ちするように自分自身の想いに気付くのです。
「私」が言葉にしたかったことは、まさにこんな日常だったんだ…と。
『子供ができて知ったこと』より
『子供ができて知ったこと』より
余韻たっぷりに描かれるその瞬間を、いつかの「私」もきっと味わっていたはずだと。
『子供ができて知ったこと』より
言葉にできず過ぎ去ってしまった感情を拾い集めて言葉を与えることで、「楽しかった」「悲しかった」「うれしかった」だけでは言い尽くせない想いがあふれだす…。
そして、どれだけつらくて泣いた育児の一コマさえも、一つ一つ大切な思い出となって、自分のなかで不思議と輝き始めるのです。