コミックエッセイ:今日もゆる育児日和

「感情抑えめ」にしたらぜんぜん違った! 子どもに伝わりやすい「言い方」のコツ【今日もゆる育児日和 Vol.8】


■責める気持ちを抑えて、伝えてみたところ…

子育て中、子どもの言動を見て「それは危ない!」「待ってー!」ということが沢山ありますよね。

親も子どもにいつも的確に説明できるわけではないので、「何が悪くて何がいいのか」を子どもが理解するには数年かかるようです。

そのことをわかっていても、何度かダメだと伝えたことを子どもがやってしまったとき…、

「前も言ったのに!」という怒りの感情が現れて、親は強い口調になりがちです。ストレスが溜まっているときは特に…。

でも、夫とのやりとりを思い出して、ある日、試してみました。もちろん、心に余裕がある日に。

「マ!マー!!」と飛び込んで膝蹴りしてくる息子。のイラスト/中川マナ
勢いよく走ってきた息子が、私の足に激突…! いつもだったら怒るところを、感情を抑えながら、

「息子くん、それやったら痛いんだよね」と言ってみたところ、

「……ごめんねぇ」と息子。

おっと!?

私が「痛いっ!!」と怒りまじりに言ったときは、他の部屋に走っていってしばらく帰ってこないのが定番の息子が!!!

(行った先で笑っている場合と、落ち込んでいる場合あり=どちらもびっくりしたときの心の反応)

伝わり方が全然違っているように見えました。

言いかたで伝わり方がちがう!のイラスト/中川マナ


■頭が感情の処理でいっぱいに!?

怒られた時の息子の頭の中は、

「やってしまったショック」
「怒られてるショック」
「そして反感(冒頭のわたしと同じ気持ち…多分)」

などなど、いろいろな感情の処理に圧倒されているように見えました。

頭が混乱しているときに「こうしてほしい」と言っても、伝わりにくく抜け落ちやすいのではないかと思います。反感の気持ちがある場合は「聞きたくない」と拒否することも…。

気がついたら、聞けてない様子の息子…これって大人の自責状態と似てる?のイラスト/中川マナ

自分を責めるのがよくないという理論も同じだと思います。落ち込むことがあって自分を責めると、それだけで消耗するし混乱します。


ということで、子どもが何か困ったことをしたときは「〇〇してほしい」という肝心なことを聞き取ってもらうために、できるだけ感情抑えめで伝えるように努めるようになりました。

何度も伝えてることだと感情的になりやすいのですが…うちの場合は…ロールカーテン!!

ロールカーテンも大家さんのものなのに…遊んでしわくちゃに。

こういうの、弁償したら高いのに!

などなど、波立つ感情を抑えめに伝える…。

ロールカーテンで遊ぶのやめて…!!のイラスト/中川マナ

HP:体力 MP:メンタル力



やや我慢比べのような感じになるので、体力やメンタルに余裕があるときに…。

わたしも同じくまだまだ要練習で、普通にプリプリ怒ることもありながら。

そのためにも、休息や睡眠といった親自身のベースを整えることに気を使いたいです。

それでは、また次回!

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