コミックエッセイ:両手に男児
言葉が遅い長男くん、不安もあったけど私が育児を楽しめた理由~最終話~【両手に男児 Vol.6】
■喋れなかった時期の事を話しはじめた長男
喋れなくても記憶は残っているので覚えているのは当たり前かもしれないのですが
この前までほとんど喋れなかった子が、一年半前の出来事を急に話し始めたのでビックリして言葉を失ってしまいました。
車の中でiPadでお絵かきをしたのは大体1歳半頃の事。
実家に帰省するために私の父が車で迎えに来てくれました。
いつも車で移動する時に用意していたシールブックを切らせてしまい、この時は買って放置していたiPadを持っていくことにしました。
車内でアンパンマンを描くと長男くんが「まん」と指をさし
クレーン車を描くと「ぶーぶ」と言いました。
この頃から空前の車ブームで、はたらく車が大好きだった長男くん。
絵本や図鑑や歌を一緒に見ている間に私も車種をかなり覚えました。
でもこの頃長男くんが言えたのは1番大好きだったバス→「ばふぅー」だけ。
好きな物は覚えが早いと思っていたので大好きなはたらく車の名前もなかなか言えずに心配したこともあったのを思い出して、思わず涙してしまいました。
急速な成長を遂げる時期だからこそ、周りのスピードについていけていないのではと目が向きがちになってしまう子育て。
とくに1人目ということもあり、心配してはネットの情報でヤキモキする事もありました。
でも、目の前の子どもの今しか見れない姿は本当に一瞬で通り過ぎてしまうもの。
舌足らずの可愛い「いいまつがい」語録はスマホのメモに控えて今でもたまに読み返えしながらホッコリしています。
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