コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
ベビー連れ飛行機の救世主!「バシネット席」ってどんな席? ギャン泣き息子に隣の男性が神対応【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.11】
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!
国際結婚をしてドイツ人夫との息子を子育て中の主婦、ぱん田ぱん太です。
私たち家族は現在、ドイツ在住。
これまでに数回、まだ小さな息子を連れてドイツ・日本を往復しました。私たちと同じ国際結婚家庭の方や、海外に何らかのルーツがある方はよくご存じだと思いますが、子連れの空の旅に欠かせないサービスがあります。
それは…
目の前が壁になっている最前列で、
椅子と壁の間はほかの席より多少広くなっています。
そして注目すべきは、
赤ちゃん用ベッドのサービスです!
このバシネット席に座るための追加料金は、ルフトハンザだとだいたい100ユーロほど。必要経費だと思い、毎回フリッツ君のためにこのバシネット席を予約しています。
ある飛行機で、隣のバシネット席に座ったドイツ人男性と少し会話をする機会がありました。
男性曰く、広い席がいいからわざわざ100ユーロ追加料金を払ってバシネット席を取ったとのこと。
そのことに気付いた私に、ある不安がよぎります。
狭い飛行機の中で他人の赤ちゃんの泣き声を聞くというのは、ただでさえ大抵の人にとって不快なもの。それが、わざわざ追加料金を払って座った席だったとしたら、余計に不満が募るのでは…?と、心配になってしまったのです。
そして、そんな私の不安を嗅ぎ取ってしまったかのように、息子は着陸態勢に入ってからギャン泣きを始めてしまいました。着陸のために安全ベルトを締めたのが嫌だったのかもしれません。
隣の男性への不安もあり、必死にあやしましたが、息子は泣き止みません。
そして、ついに隣の男性はこちらを見て口を開き、言ったのです…!
や…!
優しい~~~…!!
ひょっとしたら、実際は不快に思っていたのかもしれません。でも少なくとも私と息子に対して、笑顔で優しい言葉をかけてくれたのです。
子連れでの旅行は、ただでさえ体力も精神も削られるもの。その上、周りの方の迷惑になっていないか、どう思われているかも気にしなければならないので、なかなかハードです。でも、この男性の一言で、心のエネルギーが満タンになった気分でした。
その直後、息子は窓の外の景色が変わり始めたのに気を取られて泣き止み、その後は着陸するまでずっと静かにいい子にしてくれました。
このバシネット席には体重制限があり(飛行機によって違うので、利用する場合は事前にお問合せしてみてくださいね!)大きな子は使えませんが、
まだ小さな子を抱えているけれど長時間航空旅行をしたい・しなければならない方にはとても便利なサービスです。
費用に対してのメリットは十分すぎるほど!まだ利用したことがない方は、機会があればぜひバシネット席を予約してみてください!
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