違和感を感じたのは、ふたつ離れた兄と父が話しているときのことでした。
それは兄が小学6年生のとき…(私は小学4年生でした)
お兄ちゃんもお父さんも「正体」を知っているの…?という衝撃的瞬間でした。
あの時のふたりの後ろ姿は、今でも覚えています。
今思えば、父ももう少し私が聞いていないところで話してほしかった気もします(笑)
ちなみに余談ですが、「まったく伝わっていなかった私の欲しかったオモチャ」は当然用意されることはありませんでした。
「親に伝わらなくても、サンタには伝わるから大丈夫」という発想から、親にちゃんと伝えていなかったんです。
本当に心から信じていたんだなと思います。
結局その年にもらったサンタからのプレゼントは、お菓子の詰め合わせになっていましたが、それはそれで喜びました。
■ついに訪れた決定的瞬間! サンタの正体とは
それでもこの時はまだ「疑惑」が浮上しただけで、はっきりと両親と結びつくこともありませんでした。
そして
小学5年生の冬、私は決定的瞬間を見てしまうのでした。
なぜか嘘をつく母。
何か買い物したってごまかせばいいのに「行ってない」と言ってしまう、嘘が下手な母…
当時明るい茶髪でバブリーなパーマがかかった母の後ろ頭を間違えることは、まずあり得ませんでした。
なんだか怪しさが漂います…。
そして来たるクリスマス当日。