平成から令和に変わるこの時代の変わり目。結婚、妊娠、出産、子育て、仕事との両立でライフステージが変わる女性たちの生き方も変化が見られます。ウーマンエキサイトでは、ママ、妻、働く女性を忙しい毎日を過ごしながらも、新しい時代「令和」を生きる新しいママに寄り添っていきたいと思っています。
そこでウーマンエキサイトで、執筆する約100名ものコミックライターさんのコミックエッセイのなかから、ウーマンエキサイト編集部で選考した結果、今年の「ベストコミックエッセイ」を決定しました。
》「ウーマンエキサイト大賞」は
コチラ
「2019年最も読まれた子育てコミックエッセイ! ウーマンエキサイトコミック大賞」
■「令和時代の子育て」賞
最近、「ピンクは女の子の色、青は男の子の色」と言うようになった娘さん。そこでトキヒロさんは「できればもっと自由に生きて欲しい。見た目や生き方の違いで人を判断するような人にはなって欲しくない」と、ある映像を見せることに…。
『肌の色、性別…子どもに多様性を伝えるには? ある映像を見せてみた』/トキヒロさんhttps://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1551542833287/
このトキヒロさんの“多様性”を教えるための独自のスタイルに驚きながらも共感を覚える人が多かったこと、またママ自身が子育てにおいて「囚われない」「縛られない」「認める」ことの大切さを知る学びのきっかけになったことが高く評価されました。
【トキヒロさん受賞コメント】
この度は、恐れ多くも素敵な賞に選んでいただき光栄です。
多様性やセクシャリティなど、私もまだまだ勉強中です。娘自身が、いろんな物を見て感じ、自分で考えられる子になってくれたらと思います。そして彼女が迷ったときは、「一番の理解者でありたい」。
そういう気持ちでこちらの記事を書きました。
■「愛情は得意なことで示しま」賞
裁縫も料理も得意ではなくて、「母による手作りイベント」に怯えてしまうという荻並トシコさん。ただそんな荻並さんは、手作りできる人もステキだけれども、車庫入れが上手な人もステキといいます。
お母さんらしいスキルに囚われがちな世のママに「愛情は得意なことで示せばよし」という川柳が心に染みたという声が多く挙がりました。
『手作り苦手な私…お母さん、失格ですか!? 令和の“母親らしさ”とは』/荻並トシコさんhttps://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1559119371228/
【荻並トシコさん受賞コメント】
「お母さんっぽくなくてもいい!!」と日々胸を張って生きていられればいいのですが、ちょっとしたキッカケで急に自信をなくしてしまったりすることがよくあります。
自分の考えを記事にすることで自分を鼓舞していました。共感してくださる方が多数いらっしゃったのならうれしいです。
■「家族って難しいで」賞
子育てをしていると、自分自身の子どもの頃の記憶が呼び出される瞬間があります。自分の母との温かい記憶に励まされる人もいるでしょうし、逆につらい気持ちが呼び起こされる人もいるでしょう。今回、「家族って難しいで賞」では異なる2つの記事が受賞しました。
▼表に見えにくい「実母と娘の関係」
いつも明るく、あっけらかんとしたキャラで人気のホリカンさんからは想像できないほどダークで切ない実母のお話。
『実母のようにはなりたくない! 過去の辛い経験から生まれた私の育児ルール』/ホリカンさんhttps://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1565066900282/
ホリカンさんの実母のお話は、ご自身のブログでも公開されており、反響を巻き起こしています。毎日、毎日、蛇口をひねるように愚痴を言い続けるお母さんとそれを幼いころから聞き続けるホリカンさん。
あれだけ嫌いだったはずなのに、ふと実母に似ていることに気が付く瞬間があり、背筋が凍るようなゾッとする感覚に襲われるといいます。
【ホリカンさん受賞コメント】
この手の話はとてもデリケートで、当事者にしかわからないこともたくさんあると思います。
実際、私は身体的に虐待されて育ったわけではありませんし。こうして今幸せに暮らしているのは、ここまで大きくしてくれた母親のおかげです。
しかし…だからこそ、表には見えにくい【実母と娘の関係】。
この話を書くに当たってはとても勇気がいりました。当時を思い出す作業は、古傷をえぐられるような作業でした。実際に、ブログで公開した際にはご批判もいただきました。
しかし、それ以上に多かったのが『私も同じです』というお言葉。私が思ってる以上に、私と同じように苦しんでいる方がたくさんいるということをこの時初めて知りました。
悪気はまったくなく、まるで友だちにでも話すように、無意識に自分の子どもに愚痴を言ってしまうことって
結構あることだと思います。
しかし、子どもは母親の話をとても敏感に聞いているのです。私自身、毎日毎日洗脳のように母親の愚痴を聞かされ続け、つらい思いをしてきました。
だからこそ、自分の子どもには私と同じ思いをさせてはいけないと思っています。
▼親の何気ない一言が子どもを傷つける
もう一人は、グラハム子さん。ママ友と話しているときに、ついつい自分の子どもを卑下して、相手をもちあげたり、他人から子どもをほめられたときつい謙遜してしまうことがあります。そこには褒められてうれしい反面、ついつい自分の子なら多少冗談を言っても許されると思ってしまう感情もあったり…。
そんなどこでも見かけるシーンでの親の一言が子どもの心を傷つけるのだとすごく反省させられる記事となっています。
『自分がイヤなことは人にも言わない…シンプルなことほど「家族」って難しい』/グラハム子さんhttps://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1568785678275/
【グラハム子さん受賞コメント】
このたびはこのような素敵な賞をいただき、まことにありがとうございます。
家族って、いつも一番側にいてくれて、大好きだけれど、自分ではありません。
家族だとついつい言いすぎてしまうこともありますが、それぞれの個性を尊重しあえる関係が私の理想です
これからものんびり頑張っていきたいと思います。