コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子どもの作品、収納しません!基本「捨てる派」の私が唯一残しているもの【コソダテフルな毎日 第148話】
でも、そこに詰まっているたくさんの思い出の品を見たからといって「私って愛されていたんだなぁ~」と思うわけでもなく、かといって仮にそこに何も入っていなかったとしても「私は愛されてなかったのか」と思うわけでもなかったと思います。
そこに残っている「物」そのもので自分に注がれた愛情の量を測る事ってない気がします。
しかもどちらかというと、パンパンに詰め込まれて開かずの扉となっていたタンスが部屋を圧迫していたので、どうせだったらもっと早くに処分したらよかったのにと思ったほどです。
というわけで母の引っ越しをきっかけに嫁入り時の着物も私たちの作品もすべて捨ててしまいました!
■「物を捨てる派」の私が唯一取っておくもの
以上の経験から私は子どもたちの作品は容赦なく捨てる派ですが、それでも取っておくものはあります。
それが何かというと、
「文章」です。
私が唯一保存しているのは子どもたちが書いた文章。
文字を覚えたての頃のお手紙や、1年生の頃の絵日記ってすっごく面白いしかわいいんですよね。
「将来見返した時に家族で笑えるもの」それを基準に取ってあります。
改まって書いたものではなくて日常の中で何気なく書いたお手紙や、夏休みの宿題系が多いかな?
例えば次男のある日のお手紙。
「ママ
いつもあいしていても ときどきいらいらしてしまいます。
土曜日日曜日はちゃんとします。
いつもいつもごはんをつくってくれてうれしいです。
こころがうれしくなります。
ママ大すきだよ。」
色々と突っ込みどころはあるのですが、
本当は素直になりたいのに素直になれない、でもなんとか「いい子」になろうとしている次男の葛藤が文章に表れていて、ほっこりするようなきゅっと胸が甘酸っぱくなるようなそんな気持ちにさせられます。
またある日の次男のひと言日記。