コミックエッセイ:モチコの親バカ&ツッコミ育児
夫の想いすら重圧。母親失格におびえる日々… | 私、育児ノイローゼかも(2)【モチコの親バカ&ツッコミ育児 第118話】
※今まさに育児がつらい渦中の方へ。読んでる最中に不安が増したりつらくなったりしたら、無理せず読むのはやめてくださいね。
■どうして「子育てがつらい」と言えないのか?
私は元々、人と会っておしゃべりをすることがとても好きでした。
でもそれができない環境になることが、「つらい」ことだとはまったく想像もしていませんでした。
引っ越しでママ友が誰もいなく、さらに大人と会っておしゃべりをする時間がなくなって、初めてそういった時間が、自分にとってどれだけ大切だったのかを知ったのです。
そして大人としゃべらず子どもとだけ過ごすことが、ノイローゼのような状態に陥るほどしんどいとも思ってもいませんでした。
しかし、私は
「子育てがつらい」とは、なかなか人に打ち明けることができませんでした。
なぜなら「子育てがつらい」と言う感情は、そのときの私にとっては、
「母親失格なんじゃ…」と思わせるものだったからです。
母親としての自分を否定されているような、母親失格と誰かに言われているような、ネガティブな気持ち。
もちろん誰もそんなことは言っていません。ましてや、私ではない誰かが「子育てがつらい」と言っていてもそんなことは思いもしません。
ただ当時の私は、そういったマイナス思考になっていました。
■母にも言えない本音。唯一、話せた夫は…
そういう思考になっていると、
周りに頼るのも難しくなってしまいます。
実の母にすら「ママ友や大人の人とおしゃべりできなくてしんどい」とは言えても、「子育てがつらい」とは伝えられませんでした。
唯一「育児がしんどい」とちゃんと言えたのは夫のチチオだけ。
でも、チチオは遅くまで仕事をしていたので、平日は少ししか話せませんでした。
引っ越し前までママ友と仲良くおしゃべりしてきたことを知っていたチチオは、それがどれだけ私を救っていたかもわかっていました。
ということで、夫婦の見解としては…
で一致。
そして夫は、職場の同期に「モチコが大人と話せなくて育児がしんどいみたいやから、今度家族で休みの日に集まろう」と提案してくれました。「そこからママ友になれたらいいね」と。
ところが私は…