連載記事:子どもの「病気・けが」教えて!ドクター
【医師監修】赤ちゃんが発熱! 病院行く目安とおうちケア【子どもの「病気・けが」教えて!ドクター 第1回】
出典:『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』
子どもの体温がいつもより高いと、「熱が出たかも!」と心配になってしまいますよね。ただ、何度以上あると危険なのか、どんな状態だと病院に行かなければいけないのかなど、判断基準がわからないという人も多いのでは?
とくに、子どもの発熱は、小さな身体で熱を出してぐったりしているとき、また高熱にも関わらず元気いっぱいなときなど、症状もさまざまです。さらに入園、入学シーズンでは発熱を繰り返すという話もよく聞かれ、親にとっても毎日が闘いとなります。
そこで今回は、子どもが熱を出したときの対処法や受診の目安について、「佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム」が上梓された書籍
『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』からご紹介します。
●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは?長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。
公式HP:教えて!ドクタープロジェクトチーム
■熱が出るのは病原体と闘っている証拠
出典:『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』
一般的に、子どもに関しては37.5度以上が発熱だと言われていますが、しょっちゅう発熱するという子も多いでしょう。
親としては子どもが発熱すると心配になってしまいますが、そもそも熱が出るのは、
小さな体が病原体と闘っている証拠。特に、まだ体温を調節する機能が未熟な幼児期には、39度以上の発熱は珍しいことではありません。