連載記事:パパママの本音調査

【在宅勤務実態】「在宅勤務できない…」親たちの苦悩と課題【パパママの本音調査】 Vol.357

パパママの本音調査

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【新型コロナ休校:在宅勤務実態】「在宅勤務できない…」親たちの苦悩と工夫

イラスト:PUKUTY(プクティ)


感染症の拡大、小学校の休校にともなってリモートワークやテレワークといった働き方に注目が集まっています。

しかし休校期間で子どもが家にいる状態のなか、リモートワークやテレワークでの働き方は、パパやママたちにとって子育てと仕事との両立が可能なのでしょうか? またいきなり準備もできずに在宅勤務を始めざるを得なかったという人もいることと思います。

今回は、在宅勤務という働き方に対する本音に迫り、課題について考えてみたいと思います!

■「在宅勤務している」割合は?

今回のアンケートは、2月21日から政府が一斉休校要請を発表した2月27日を含む3月6日までに募集した内容です。アンケートでは「在宅勤務について、どのように思っているか」を聞きました。その結果、「在宅勤務できる仕事内容ではない」と答えた人が46.8%ともっとも多く、そもそも在宅勤務できない人の数の大きさが浮き彫りになっています。

また、「在宅勤務をしたい・してほしい」と答えた人は39.0%で、4割程度の人が在宅勤務を希望していることがわかります。しかし実際に在宅勤務をしていると答えた人は、3.3%という結果になりました。


Q.在宅勤務、どう思う?
在宅勤務できる仕事内容ではない 46.8%
在宅勤務したい・してほしい 39.0%
在宅勤務したいと思わない・してほしくない 6.9%
その他 4.0%
すでに在宅勤務をしている 3.3%


■感染症流行時の在宅勤務、あり?なし?

今回のように感染症が流行したときに、在宅勤務となることについて、パパやママたちはどのように考えているのでしょうか。

「勤務先に出向かなくても、仕事内容に支障がないのなら、在宅勤務もありだと思います」(茨城県 40代女性)

「感染が心配。在宅できる職種は実施してもらい、満員電車をなくして蔓延を防いでほしい」(神奈川県 50代女性)

「私自身は在宅勤務ができる仕事ではないですが、いろいろな職場によっては在宅勤務が可能ならば感染を防ぐ意味でもいいのではないかと思います」(岩手県 50代女性)

「夫婦で在宅勤務は無理ですね。家にいられても困る。ストレスが増える。在宅勤務だと仕事に集中できないかも」(神奈川県 40代女性)

アンケートに寄せられた声の中では、感染症の流行にあたって、在宅勤務できる人はした方がいいという意見が多く集まりました。

アンケート募集後に世界保健機関(WHO)が世界的な大流行、パンデミックを宣言しました。日本国内でも感染者が増加しているニュースを見聞きすると、もはや緊急事態だという認識の人が多いのかもしれません。


■「在宅勤務ができない!」切実な事情

在宅勤務したくてもできない職業がある

イラスト:PUKUTY(プクティ)


ただ、アンケートの中でもっとも多かったのは「在宅勤務できる仕事内容ではない」という回答です。今回のような感染症の流行を受けても、「在宅勤務という選択肢がない」という人たちからは、切実な声が集まりました。

訪問介護をしているので、在宅勤務は不可能です。そもそも私はパソコンが苦手なので、無理です」(茨城県 30代女性)

保育士をしています。子どもは休校、通っている学童は閉所…。在宅したくても、在宅できない」(鹿児島県 30代女性)

「個人情報も扱う仕事なので、書類を家に持ち帰ることができません」(福島県 40代女性)

看護師なので在宅勤務はできない。外来は熱やせきの患者さんたちの対応に追われています。私は病棟で、現在熱の長引く方はおられませんがマスクが本当に足りません」(奈良県 40代女性)

仕事内容や勤務先によっては、在宅勤務がそもそも不可能な場合が多いということがみえてきます。
そして、今回のような一斉休校という要請が出てしまった場合、介護や保育士、看護師など子どもが休校でも自分自身は休めないという葛藤を抱えて日々を過ごしていることがわかります。

さらに、こんな意見も寄せられていました。

「在宅勤務、できるならしたい。でも、そのためのスキルも仕事もない。時間を切り詰めて、外に働きに行くしかない。育児、家事、仕事に追われていた若い頃、きちんと将来を見据えてスキルを磨いておけば良かったと思うけど、目の前は常にやるべき事が山積みで、気持ちに余裕もなかったのも事実。昔の自分に教えてやりたい。今の現実を」(愛媛県 40代女性)


現在ではまだ在宅勤務できる仕事は一部の業種や職種に限られていて、そもそも選択できない人も多くいることがわかります。
コメントにもあるように、なかなか在宅でできる仕事が見つけられない現状もあるようです。そうした人がたくさんいるという事実をしっかりと認識したうえで、在宅勤務について考える必要があるといえそうです。


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