コミックエッセイ:子が育ちめいも育つ
これ以上いきむなんて無理! 進まない出産を責められ気力も体力も消耗…~トンデモ産院で出産した話(4)~【子が育ちめいも育つ Vol.4】
■前回までのあらすじ
子宮口が3cmになり即入院。息をするのも精一杯・意識朦朧の痛みの中、塩対応院長が何も言わず人工破膜。あまりの痛さに絶叫する私。怒りがこみ上げる中、子宮口は全開になり…。
■痛すぎる…! なかなか進まないお産
分娩室に移動し、ハァハァしながら分娩台に登る私。
勝手に眩しい位に明るくリラックスできる部屋を想像していたのですが、分娩室はかなり薄暗く…。「映画やドラマで見た分娩室と全っっ然違う…」と思いながらスタッフからの指示を待っていました。
ちなみに、この部屋に流れていた某アニメのオルゴールバージョンのメドレーがこの出産がきっかけで嫌いになりました。(聞くと陣痛の痛みを思い出してしまう)
私の前に現れたのは、看護師長と看護師の2名のみ。私の陣痛に合わせて「ちょっといきんでみて~」と言ってきました。
「いきむ」という感覚が分からないと言うか、陣痛が来ているときは痛みに耐える事で精一杯、耐えた上さらにいきむって無理じゃないか!? と思う私に対して「ちゃんといきんでみて~!! 」と言葉キツめに指示してくる看護師たち。
「4回連続でいきんで」という指示に対して、痛すぎて2回しかいきめない私にイラついたのか看護師長が私にこう諭して来ました。
「めいさんのお子さんの最終検診の体重ね、3200gだったの! あなただけ産めないってことありえないわよ。
お母さんが痛い時は赤ちゃんも苦しいの!」
この言葉を聞いて「そうだ…、赤ちゃんもがんばってるんだ! 私だけが苦しいんじゃないんだ! がんばって産もう!」と思う方もいるでしょう。そう思える方を心から尊敬します。しかし私の場合、そういう気持ちにはまったくならず、むしろ
「痛いもんは痛いんじゃぁぁぁぁ!! 私の痛みがお前らにわかってたまるかーーーー!」ともがき苦しみながら心の中で反発しまくっていました。
その後もなかなかお産は進まず、スタッフに叱られ続ける私。優しく応援してくれるスタッフが圧倒的に少ない中、だんだん産むこと自体が怖くなってきました。
すると…