コミックエッセイ:子が育ちめいも育つ
看護師さんが馬乗りに!? 精も根も尽き果てた出産~トンデモ産院で出産した話(5)~【子が育ちめいも育つ Vol.5】
■前回までのあらすじ
看護師さんに4回いきんでと言われてがんばるが、痛すぎて2回しかいきめない私。「3200gなんだから産めないはずはない」と言われるが無理なものは無理! ついには夫がブチ切れ分娩室はカオス状態に…。
■進まないお産に体力も限界…
分娩台に上がってから早2時間。
陣痛の痛みに加え、硬い分娩台の上に居続けたせいか、腰も悲鳴を上げ始めていました。
子宮口は全開、人口破膜もしているのだから、いつ生まれてもおかしくはない状態なのですが、分娩室から聞こえるのは赤ちゃんの声ではなく獣のような私の叫び声。
分娩室の前で待つ両家の親は、いつまでたっても戻ってこない私を心配し、いてもたってもいられなかったそうです。
疲れ切っていた私は陣痛がない数秒はほぼ意識がなく、気を失ってるのかと思えば痛みで叫ぶ、といったことを繰り返しをしており、近くで見ていた夫は赤ちゃんと私が2人一緒に家に帰れるのか不安になっていたそうです。
夫としてはこの方法を繰り返しても赤ちゃんが出てこないのなら、他の方法を試すことはできないのかとスタッフに聞きますが「まだ様子を見ます」との回答。
いきませたいスタッフといきめない私の、お互いが疲れるだけの時間が過ぎて行きました。
そんな中、ひょこっと院長が登場し夫にこう言いました。