コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
外出自粛中の買い物が心苦しかった…そんな私を救ってくれた「店員さんの一言」【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.12】
■店員さんの対応に胸が熱くなった
そう言うと、店員さんは優しく、子どもたちに手を振ってくださいました。
ただでさえ大変な状況下で、ショッピングカートやカゴの消毒という仕事が増えた中で、通りがかりの私たちを、笑顔で気遣ってくださった店員さん。
普段から、買い物が終わった後にも自前のアルコール消毒で手指消毒に励んではいたのですが、在庫不足が叫ばれるいま、スーパーの備えつけのものは使うのに気が引けてしまっていたのは事実です。
実際、あとは帰るだけのお客が消毒していようがしていまいが、お店側には何の関係もない話です。
それなのに、こうして声をかけてくださった店員さんがいた。
その事実に、胸が熱くなりました。
緊張の続く日々に、つい弱気になったり、イライラしてしまうこともあります。
でも、この日、いただいた優しさは、忘れてはいけない大切なものを思い出させてくれたような…そんな気がします。
見知らぬ人に声をかけることも難しくなってしまったいま、私ができるのは、一日も早く日常が取り戻せるように、あの店員さんがいち早く穏やかな、カゴを消毒しないで済む日常を取り戻せるように、できる限りのstay homeを果たすことです。
いただいた優しさを励みにしながら、これからも子どもたちとの戦いの日々を、過ごしていこうと思います!
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