2020年6月7日 12:00|ウーマンエキサイト
容赦ない子どもの爆笑言葉、赤裸々な育児暴露…つんさんワールドにハマる人続出!
■魅力その2・悩みが笑いに昇華!?赤裸々ネタに共感
イボ痔や尿漏れは、産後に起りやすいトラブル。そんな出来事も
「出産の勲章!」とばかりに大胆にネタとして描くつんさん…笑いすぎた後には心強ささえ感じます。
『つんのいちぞく』より
『胃カメラの話』は、入口こそ胃カメラについて書かれているものの、すぐさまテーマはイボ痔へと方向転換。
おもしろすぎるストーリー展開はさることながら、イボ痔との長い付き合いについて赤裸々に記されたマンガには、同じ母として「わかるよ。そして、ありがとう」と握手を求めたくなるほど。
ひとりでは「恥ずかしい」と感じていた悩みも、みんな同じとわかれば笑い話になるのです。
はたして市販の薬を購入した、つんさんのお尻事情の行方は…!? 書籍のカバーを外すと現れる、裏表紙に描かれた“その後”も必見です!
■魅力その3・リアルからファンタジーまで!唯一無二の表現力
ゆるふわイラストから少女漫画系、さらには突然の劇画調まで、自在なタッチで漫画を描くのがつんさん流。
『つんのいちぞく』より
なかでも印象的だったのが『乳物語』。傷だらけのイケメン2人が“右乳”と“左乳”を擬人化したキャラクターとは、そのセンスに感服するしかありません。
“断乳”を描いたコミックエッセイは数あれど、まさかの乳目線、さらにはこれほど情熱的に仕上がっている作品はこれまであったでしょうか。
加えて、この物語はもちろん幻想の世界。ついさっきまで、子育てエピソードに心から共感していたのに、この振り幅よ!!
子どもたちのほんわかエピソードから強烈エピソード、育児のリアルからファンタジーという激しい緩急は、つんさんワールドならでは。
自分にも、日々の出来事をこんな風に残す才能があれば…と羨ましく思いつつ、その表現力とスピード感に、どんどん惹き込まれてしまいます。