連載記事:ママのうっぷん広場

体調が悪い妻に「俺の飯は?」 耳を疑うモラ夫の見下し暴言(後編)【ママのうっぷん広場 Vol.6】



■モラ夫の暴言とどう付き合うべきか

ここまで、モラハラ夫の見下し暴言の数々についてエピソードをご紹介してきました。もし夫からひどいことを言われた時、どのように対応するのが正解なのでしょうか。

「ガマンの限界で、半年程前に『離婚する!』と騒ぎました。初めは言い返して罵倒されましたが、本気の私にビビりコロリと態度を変え『おまえがいないと生きていけない』と泣きついてきました。まだ出て行けていませんが、モラハラする人はできる相手がいなくなると生きていけないということがよくわかりました」

「夫にひどいモラハラ発言をされましたが、その後私がぶちギレて、1年かけて更生させました


「モラ夫はモラハラできる相手がいないと生きていけない」というコメントからは、モラハラ夫の本質が見えてきそうです。こうした場合には、「夫から離れる」ことが最も有効な手立てになるのかもしれません。

また、「夫を更生させた」という頼もしいコメントも。夫が自分の発言の問題点に気づいていないという場合には、きちんと指摘して話し合い、モラハラ発言をなくしてもらうよう働きかけることも選択の一つかもしれません。


ここからは、▼「離婚できない妻のモラハラ対処法」全3話を元に、モラハラ夫への対処法について抜粋して考えてみましょう。


そもそも、妻自身がモラハラをされていることを認識していないケースが多いと言われています。そういう場合は、

自分の友だちがその夫から、今の私とまったく同じ扱いをされていたら、どう感じるか?

という視点を持つと、夫にモラハラされているかどうかの判断がつきやすいようです。

そして、夫がモラハラだと気づいたら、夫に攻撃させないような態度をとることも大切だそう。モラハラをする人は、相手が「弱い人間」で「有害」だと思うことが原因で、攻撃すると言われています。「弱い人間」で「有害」だと思われないためには、

自分の感情を隠す」「感情表現を平坦(へいたん)にする」「淡々とした態度を貫く

など、反応を減らして、相手への関わり方を変えることが有効なのだそうです。

また、深刻なケースは第三者に相談することも大切です。

もし、周囲の人にわかってもらえなければ、公的機関で必死に訴えるのもひとつの方法だとか。被害者になる人にはこういうことが苦手な人が多く、「こんなこと言ってもいいのだろうか?」と、どうしても控えめになってしまうといいます。
だからこそ、必死に伝えることで、相手に「何かあるんじゃないか」と思わせることがポイントだそう。

ただ、夫がモラハラであると認識した後は、自分はどうしたいのかを考えるのが一番大事なのだそう。

「本当の人生は、攻撃が終わってから始まる」と言います。ここがスタートラインであり、本当に大事なのはその先の人生をどう生きるか。

幸せは夫や他人が運んでくれるものではなく、自分でつかむもの。モラハラ夫がいたって、状況を変えることさえできれば、自分の望む幸せをつかむことができるのです。

別居や離婚をするのか、そのまま一緒に暮らしていくのか、判断は人それぞれですが、どの道を選んでも、自分の心の平穏を保てるような道を選び取ってもらいたいと思います。

読者アンケートにご協力ください (全3問)

Q.1 夫のモラハラやDVに関するエピソードがあれば教えてください。 (必須) (最大1000文字)

Q.2 Q1で記入いただいた内容を、乗り越えたエピソードがあれば教えてください。 (最大1000文字)

Q.3 この記事へのご感想をぜひお聞かせください。 (必須) (最大1000文字)

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