コミックエッセイ:猫の手貸して~育児絵日記~
泣かないことが強さじゃない。子どもに涙を見せなかった母が教えてくれたこと【猫の手貸して~育児絵日記~ Vol.24】
ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。6歳と2歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。
今回は、私の母と涙についてのお話です。
私の母は成人する前に自分の母親を亡くしており、私が小学生の時に父親(私にとっては祖父)も亡くしました。当時はあまり考えたことがありませんでしたが、今思えば両親ともに亡くすには母はまだ若すぎたと思います。
わんわん泣いてもおかしくないのに、母はその一瞬しか涙を見せませんでした。その涙すら幼かった私の角度だから見えただけで、きっと他の人には見えなかったと思います。
私はそのとき初めて母の涙を見て、これが母にとってどんなに悲しいことなのかを知り、そしてそれでも気丈に振る舞う母という存在がとても強いものなんだと思いました。
大人になったら…母親になったら…、自分もこうならなくてはいけないんだと思いました。