コミックエッセイ:両手に男児
この部屋に私たち以外に誰かいる…! 夫と同棲中に起こった恐怖の体験②【両手に男児 Vol.21】
人生初の金縛りにあいました。
本当に体がピクとも動かない。意識も変な感じ。部屋にいるのに部屋じゃないような。異様に暗い所にいる感覚がしました。
そして…いる、誰か。私の上に。
金縛りで目が開かいのに何故か黒いシルエットが見える。そして、おじいちゃんだと言うこともわかりました。
その黒いシルエットは少しづつ近づいてきて私の顔を覗いていました。
するとさっきまで動かなくった目が勝手に開きそうになり、私は必死に抵抗して目を閉じようとしたのですが…
見たくない…!
そう思えば思うほどすごい力で目をこじ開けられていきます。
そしてついに、目が開いたその瞬間
「やんのかコラァァ!」
そう叫んでました。実際には声が出なかったので強く念じた感じです。
あの…今まで生きてて言ったことないんですけど。「やんのかコラァァ!」
本当に。
大半の女子は言ったことないでしょうけど。
幽霊に言いました。はじめて。
そしたら、ヤンキーじゃんって思ったかはわからないのですが
ススス…っておじいちゃん(幽霊)後退りして消えていったんです。
その後は深いため息ついて寝直しました。翌日私は40度の高熱を出しました。
【後日談】
実はその後、金縛りに2回、おじいちゃんにも一回あいました。
2回目のおじいちゃんは、旦那に憑依して私の横に寝てたんです。
この時も金縛りにあってたんですがなぜか首だけ動かせて、横見たらおじいちゃん、寝てた。
「何勝手に横に寝てんだ」
そう念じたら消えました。
その後もう一度金縛りにあったけど、おじいちゃんは出てこなかったです。
完全にヤンキーだと思われたんでしょうか。
結局、この部屋は引っ越したのですがその後私も旦那も金縛りにあったり幽霊に遭遇したことはありません。
同棲中の彼(旦那)とまさか幽霊までシェアするなんて…。
全く奇妙な体験でした。
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