コミックエッセイ:パニックにゃんこ
発作は妖怪に血を吸われているような感覚…/パニック障害との闘い【パニックにゃんこ Vol.10】
前回のあらすじ
ついにパニック障害と診断された日のこと…
いよいよ心療内科での治療がスタート!!
主治医の女神先生から2つのお薬を提案されました。
※この物語に登場する薬名は架空のものとなります。症状、処方薬は個人差があります。かかりつけ医にご相談ください
これまで精神系の病気を経験したことがなかったので、抗うつ薬というのも、抗不安薬というのも初めて聞くものでした。以前の健康な時の私だったらこういった薬には偏見があり、飲むのをためらっていたかと思います…。
しかしもう体も精神もギリギリの状態になっていたので、お薬が私を助けてくれる唯一の救世主のように感じ、頼もしい限りでした。
これを飲めばきっと助かる…。
これですぐに元の生活に戻れるんだ…。
そう思っていました。
来るときにパニック発作を起こしたこともあり、オサカナパワーをその場で飲むように言われました。
本当に不安が取れるのかな…?
と疑問に思いつつ、口にほおりこみました。
抗うつ薬のマタタビーはゆっくり効果が現れてくるお薬なので、二週間毎日1錠を飲んで様子を見るようです。
待合室で何時間も待っていてくれたタマオくん…本当にありがとう…!
やはりパニック障害だったよ、と伝えて
ほっとしたような、少し悲しいようなそんな感じで二人で帰ろうとしました。
すると…