コミックエッセイ:ちょっ子さんちの育児あれこれ
子ども産む前はわからなかった…超シンプルな育児の現実【ちょっ子さんちの育児あれこれ 第28話】
そしてパソコンに向かい作業をしようとしたその時、私は重大な事実に気づいたのです。
生まれたての息子は当然首がすわっていないため、頭に手を添えておかねばなりません。
あぐらをかいて座り息子を抱え込むようにして左手で首を支えれば右手はあくけど、そうなるとキーボードの操作はもうできませんよね!
布団に寝かせたら泣いてしまうし、その時はたまたま家に私と息子しかおらず、誰かに息子を託すこともできません。
どうしてこんな基本的なことを想像できなかったのでしょう…。
産んだ後も、簡単な作業なら自分の都合でできると思っていたなんて本当に甘かった…!
仕事している横でおとなしくしててはくれるとはかぎらないし、抱っこしてしまうと物理的に手が足りないのです。
赤ちゃんがいると「今すぐやらなきゃいけないこと」は高確率でできない場合が多い。
今ならそれが当然のこととわかるのですが、当時の私は実際にその場面にぶちあたるまで想像できていなかったのです。
夫も実際の様子を見ていないので「できない」という意味がわからなかったようで、話してもなかなかピンときてもらえず悲しかったですね…。
「子どもにかかりっきりで絶対に何もできないタイミングがある」、「ひとりで子の面倒を見ながら仕事するのは不可能」という、どシンプルな育児のセオリーを思い知った最初のできごとでした。
(ちなみにこれを皮切りにこの後も、保育園に入れない…など数々の「思ってたんと違う」に見舞われます!)