コミックエッセイ:なんとかなるから大丈夫!
子育てに少し自信があったのだが…!? 「育児」と「介護」はまったくの別物だった【なんとかなるから大丈夫! Vol.17】
■はじめての育児はとても神経質になった
妊娠すると、情緒不安定になることもあり、不安もありましたが、喜びの方が大きく、きっと大丈夫、なんとかなる! と前向きに考えました。
心穏やかに、楽しく育児をする…
息子が生まれるまでは、それが理想だったのです。
はじめての育児は、とても神経質になりました。
数時間おきの授乳でまとまった睡眠時間がとれず、心配事も尽きない日々。
私の情緒不安定は続き、子育てにまったく自信が持てません。
ある日、私は息子に感情的になって怒りました。
私の「理想の子育て」が崩壊した瞬間です。
しかもそこから、たびたび感情的に怒ってしまうようになりました。
子どもが言うことを聞かない、なんて当たり前のことです。
私だって、親の言うことを聞かない子どもでした。
それを棚に上げて、諭すことも叱ることもできず、感情的に怒ってしまう…
そんな自分が情けなくなりました。
子どもが生まれる前、少しだけ自信があった自分が恥ずかしいと思いました。
そもそも、介護と育児は比べられるようなものでもありません。
まったくもって別物です。
おばあちゃんに感情的にならないからといって、
自分の子どもに感情的にならないわけではありません。
そんな当たり前のことに気づかない私は浅はかだなぁと思いますが、その状況になってみないと案外わからないものだな、と改めて考えさせられました。
私はこんなに短気で怒りっぽい一面があることを息子に教えられました。