コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい

夜間救急は高速道路のはるか先! 突然の娘の「腹痛」にてんやわんやした夜【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.16】

たんこんちは ボロボロゆかい

たんこんちは ボロボロゆかい

2013年生まれの発達ゆっくり娘ちゃんと、2018年早生まれのやんちゃ息子くん、前向きすぎる夫さんと元ひきこもりの病弱ガルガル凶暴妻たんこさんの日常を描いたコミックエッセイです。

娘もすっかり小学校生活になじみ、コロナ禍での自粛生活にも慣れつつあった、ある師走の夜…

お風呂から上がり、眠りに就こうとしていた時に、それは始まりました。

■お腹が痛いと泣き始める娘

夜間救急は高速道路のはるか先! 突然の娘の「腹痛」にてんやわんやした夜【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.16】
おなかが痛いと言い始める娘。

はじめは、ちょっと悪いものでも食べたかな? と夫とも楽観していました。

しかし、徐々にその訴えは強くなり、終いには泣き始める娘。

これは…ただ事ではない。

二年前の12月に娘が扁桃腺切除のオペで入院していたことを、つい先日、夫と懐かしんで話していたばかりでした。


そしてオマケに

夫「俺、ちょうどこのくらいの頃に虫垂炎、やったんだよね」

夫「俺、ちょうどこのくらいの頃に虫垂炎、やったんだよね」
ヤバイやん。

ヤバイやつやんそれ。

娘には、おなかを触ると痛いか、手を離した時に痛いか。

痛いのはどの辺か、右か左か、簡単なスクリーニングをしたものの、その返事は泣きわめきながらの「右の方が痛い」

あーヤバイやつだこれーーー!!

とりあえず、病院に連れて行かなければ…

しかし、千葉に引っ越してから初めての救急外来。

スマホで調べてみると、なかなか近くに見つからない…

ど、どうしよう。

#7119で聞けばいいの…?

東京でお世話になった、#7119(救急相談センター)にかけてみよう。

……つながらない…?

千葉県、#7119やってない―――――

まさかの新事実。

埼玉と茨城は対応しているのに、なぜか千葉、やってない…。

必死に調べた結果、類似番号である救急安心電話相談というものを発見。

かけてみたところ、いくつかの病院の名前が浮上。

しかし、どこも微妙に遠い。

一つは、高速に乗らなければ間に合わない。(基本的に24時間対応ではない)

でも、そんなことは言っていられない。

娘の危機だ。

ひとつひとつ電話をかけてみると、「今、外科の先生しかいない」「検査できない」「おなかを触るしかできない」

結果、高速に乗らなければ間に合わない、小一時間かかる病院しかないという結果に…。

どうしよう…。

夫は明日も仕事。息子もいる…。

私が…私がいくしかない。初めての、夜間の高速で。

しかし、

夫「みーちゃんの危機だ!俺もいく!!」
(↑明日も5時起き)

こうして、まさかの家族四人真夜中ドライブが決定。

ドライブが大好き、そして高速道路が大好きな息子は瞳を輝かせながら乗り込み、私も泣き続ける娘に上着と靴下をはかせ、なんとか乗り込みます。

途中、何度もトイレに行きたがる娘。

水様便ではないものの…これは…漏らすかもしれない。

この先しばらくはトイレに行けない、という最後のパーキングのトイレで息子のオムツを一枚もらい、それを破り、ナプキンのようにして娘のパンツに挟みました。

私「いつ漏らしても、ええで」

ここでも泣き続ける娘は、トイレでちょっと排便し、車に乗り込みました。

漏らしてもいい。娘が元気になれば、それだけでいい…。


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