コミックエッセイ:育児に遅れと混乱が生じてる !!
魔の2歳児→悪魔の3歳児→大魔王の4歳児…いったい5歳児はどうなるの!?【育児に遅れと混乱が生じてる !! Vol.35】
疲れた…。
一歩も譲る気がない5歳児相手に、お互いの意見の中間点を見つけるのも一苦労。
大人の考えを子どもが理解できるようにかみ砕いて説明するのも一苦労。
そしてこれを一日の終わりという、疲労も眠気もMAXの中で行う一苦労。
なんなら、これからまだ寝かしつけというラスト一苦労も控えてる。
一苦労のトライアスロンである。
さて。そんなトライアスロンを無事ゴールし、納得いく答えが見つかった息子は気分上々。
そんな息子を見て私も一安心。
よし、これでやっと寝れる…
は?
納得…?
したんじゃなかったの?
おいおいおいおい、蒸し返してきましたよ。
あの話し合った数十分はなんだったのか。
あんな労力を使ったというのに、一瞬にして水の泡になったこちらの気持ち、どうしてくれるのか。
そしてこの後
「ブロックで作ったベルトをつけて寝たい事件」
どうなったかというと、だ。
気力体力ともに底をつき、息子と今一度話し合いなんかする余裕ゼロな母の
「ダメなものはダメ!!」
のガツンと一発により強制的に幕を閉じた。
結局これ。
(もちろん息子は爆泣きでした)
だって寝てる時にバラバラになるの困るし
バラバラになったブロックに当たったら痛いもんね、嫌だ。
しかし疲れた…。
“魔”の2歳児、“悪魔”の3歳児、“大魔王”の4歳児ときて…5歳…。
5歳も“大魔王”だわ、ちくしょうめ。
いや、一見「4歳の時より聞く耳を持ってるからなんか楽になった?」なんて気をこちらに起こさせる分、力づくでぶつかられていた時期よりちょっとたち悪いで。
頭が働く分、小悪魔か。
“小悪魔”の5歳児か。
…。
結局この話で何が言いたかったかっていうと、子の基本の性格は変わらん、ってことです。
頭に“魔”がつく幼少期を過ごした息子は、結局
5歳になっても魔界の住人である。
よく巷で聞く「天使の〇歳児」なんて我が家には都市伝説。
しかし。
家では魔界の住人な息子も幼稚園へ行くと、お友達と仲良く遊び、取り合いになった場合はおもちゃも譲り、女の子や年下の子には率先して親切にするという“天使”っぷりを見せているらしい。
おやおや?
この辺りの使い分けも小悪魔っぽいなぁ…と思った。
魔の2歳児。
悪魔の3歳児。
大魔王の4歳児。
そして
小悪魔の5歳児になりました。
さぁ。6歳はどうなるんだろう。
多分まだ魔界の住人であることには間違いない。
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