■前回のあらすじ
おじいさんのそばを離れた途端、また激しく泣き出す娘。「ママきらい」という言葉についに心が折れてしまい…。
■「誰か助けて…」限界寸前の私
![「誰か助けて…」限界寸前の私に声をかけてくれたのは…【最悪な日 Vol.10】](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FWoman_woman%252F2021%252FE1616291823180%252F1616293247_5.jpg,small=1200,quality=90,type=jpg)
もうそろそろ限界がきていた私。まさにその時に肩をポンと叩かれました。
「あれ…?」私はつい30秒前にすれ違った人を思い出しました。
そう、この方は、一度すれ違ったけれど、私を助けようとわざわざ戻ってきてくれた人だったのです。
■自転車を運んであげると提案してくれて…
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声をかけてくれただけでも感動したのですが、親切にされたからといってすぐに甘えられるわけではなく、とりあえず気持ちだけ受け取って断ることにしたのですが…。
この方は私の表情をよく見ていて、世の母親が言う「大丈夫」というものが「本当は大丈夫ではない」ということをよく分かっていたのだと思います。
子育てをしていると、なかなか人を頼ることもできず、SOSを出すことも下手くそで、感情がいっぱいいっぱいになってしまい、それをうまく吐き出せない…そんなお母さんってとても多いと思うのです。
その方は、そこに気がついてくれたのかなぁと思います。
次回に続きます。