コミックエッセイ:にぃ嫁さんち
自分なりに頑張ってきた料理…完敗しても悔しくなかった相手とは?【にぃ嫁さんち 第59話】
主婦歴もうすぐ10年。
一人暮らしの経験もなく、結婚後すぐに実家から遠い土地で旦那と2人だけの新生活がスタート。
最初の方は慣れない家事で失敗ばかりして大変な目にあいました。(主に旦那がね!)
今ではなんとかそれなりにこなせているし、2児の母として恥ずかしくない最低水準はクリアできていると思います。(異論は大いに認めます!笑)
「家事の中で頑張っているものは?」と聞かれたら、とにかくこまめに色んなものを洗って清潔にしている「洗濯」、次に毎食手間暇かけて作っている「料理」を挙げたい!
特に料理は自分が食いしん坊というのもあって、美味しいものをたくさん食べられるように色んなレシピを参考にしたりひと手間かけたりして、頑張って腕をあげてきました。
だから料理にはちょっとした自負があります。
しかし、子どもが成長するにつれて家族の食の好みが多様化して、一度の食事で色んなおかずを出さないといけない状態になってきました。
どんなご飯を作っても家族の誰かしらが嫌いって言うんです。
これがもうとんでもなくストレスで!!!
大好きだった料理への情熱がみはるみる失われていきました。
そんなある日、それまであまり買わなかったスーパーの一口ヒレカツが超お買い得だったので思わず買ってみたんです。
そう決めつけて今まで頑なにカツは手作りにこだわっていたし、買ってもサクサクじゃなくてもいいカツ丼に利用するだけでした。
でもこの日はとにかく疲れちゃって少しでも楽をしたくて…。
ごはんを焚いて、キャベツの千切り添えればとりあえず形になる夕食で済ませようとしたんです。