コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
発達障害グレーゾーンの娘の入学が不安だったが、ひょんなことから娘の学校生活が垣間見えて…!?【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.22】
■息子とともに、お姉ちゃんを迎えにいくことに!
そんなある日…。
その日は息子の幼稚園の都合で、息子の帰りと娘の下校時間が珍しく重なった日でした。
「一緒に帰る子がいるから来なくていいよ」なんて言われて、しばらくお迎えもしていないし…。
たまにはいいかと、私は息子を連れて、小学校の正門まで娘をお迎えにいくことにしました。
息子は大好きなお姉ちゃんに会えると、覚えたばかりの言葉でお姉ちゃんを呼び続けます。
そして、しばらく待っていると…。
きたーーーー!!
し、しかも…。
集団で…!?
娘は私たちの姿に気付くと、恥ずかしそうに笑って友だちの陰に隠れます。
え…。え…!?
一緒に帰る友だちって、ひとりくらいだと思っていたのに…!?
勇気を出して挨拶すると、そのお友だちたちは笑顔で私たちを迎えてくれました。
そして娘は、
「えー…じゃあ、帰るね」
そう言って、私たちのもとへ歩みを進めると…。
「えーー!! やだーー!!」
「一緒に帰る!!」
そんな娘に抱きついて引き留めるお友だち。
学校とわが家は目と鼻の先。
どうやら、娘たちはちょっと遠回りしておしゃべりしながら帰るのが定番らしく、お友だちは娘をそちらに誘っています。
えっ…。
え…。
ママ…もしかして邪魔だったーーー…!?
ショックでした。
でも、それは決して悲しいショックではありませんでした。
むしろ、うれしかった。
娘に、こんなお友だちができていたんだ…。