コミックエッセイ:育児に遅れと混乱が生じてる !!
出会えてよかった…関西人が愛してやまない"ちょっといい"ご当地ポン酢 【育児に遅れと混乱が生じてる !! Vol.58】
私は現在関西でご機嫌に暮らしているが、結婚前は関東に住んでいた。
主婦歴15年ほど、すっかり関西の地に馴染み、関東では聞いたことのなかった名前のスーパーやドラッグストアで買い物をする日々である。
そんな私が関西に来て1番「これは!」と心を鷲掴みされたご当地名物がある。
関西に来て初めて迎えた冬のこと。
スーパーの調味料売り場の一等地に、見たことのないポン酢が「これでもか!」と言わんばかりに並んでいた。
しかもなんだかシャンパンのようなリッチな瓶に入っている。
限定なのか新商品なのか…、チラッと値札を見ると、私がこれまで買ってきたポン酢の3倍近くする。
高っ…!!
このポン酢は普段使い用に買うものなんだろうか…?
ちょっと、ただの家鍋用としては後ろめたさを感じる値段である。
しかし気になる。
こんな高いポン酢なのに、店側はなぜゴリ押しているのだろうか。
高い調味料はこう…売り場の“分かってる人”ゾーンにひっそりとしているのは見るが、こんな誰もが通る売り場の入り口に置かれているのを見たことがない。しかも大量に。
間違えて発注したのではなかろうか。
気になって仕方ない。
シャンパンボトル…ではなく瓶に入ったポン酢。
限定販売でもう出会えないかもしれないし、食品系ににありがちな、新商品として発売されたはいいものの来期には姿を消す一発屋なんてこともあり得る。
「ええい、気になった食べ物は一期一会だ!」と意を決して購入した。
さて、気になるお味は…?