コミックエッセイ:育児に遅れと混乱が生じてる !!
苦労マウント、しちゃってない? 「あんたはえらい!私もえらい!」精神で楽しもうSNS【育児に遅れと混乱が生じてる !! Vol.59】
SNSを使っていると、こんな場面に遭遇することがある。
この流れ、SNSではよく見る光景だと思う。
ぽろっと吐いた弱音や愚痴、独り言にかぶせてくる「私の方がもっと大変」持論。
それは「いやー!私も大変だった!私の悲惨な体験談で笑ってちょんまげ!」というものではなく、
「見たところあなたの大変度は耐えられるレベルのものだと思います。あなたより過酷な状況の私はそれに耐えました。そんな私の存在を知った後もあなたは自分のことを大変と申されますか?」
というトーンのちょっと怖いもの。
それまで「分かる~!」と同調していた私の肝がヒュッと冷えたので、元の投稿した本人はどんな気持ちなんだろう…と顔も知らない画面の向こうの投稿主を想うと心が苦しくなる。
それにしたって、どうしてこんな流れになってしまうのだろうか…と思ふ。
SNSで投稿されたもの、つまり「見えているもの」がその人の全てと思いがちだが、誰しもSNS上で公開していないことは絶対にある。
その投稿の画面の向こう側にちゃんと人がいるのだという認識が薄れがちになってはいないだろうか。
それをしっかりと意識できていれば、「自分の方が大変!」なんて気持ちは段々小さくしぼんでいく気がするのだが…。
それでも、「そんなことない!私の方が頑張ってる!大変だもん」と思うときは…。