コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
「僕は赤いランドセルがいい!」と譲らない息子…一筋縄ではいかなかったラン活【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.25】
■赤いランドセルが…なかなかない!
こうして、息子の赤いランドセル探しが始まったわが家。
というか、私。
まず、息子にリサーチです。
「かわいい赤と、かっこいい赤、どっちがいい?」
「かっこいい赤!」
「黄色っぽい赤と、青っぽい赤、どっちがいい?」
「うーん…? かっこいい赤!」
とりあえず、かっこいい赤がいいらしい。
今はジェンダーレスランドセルといって、男の子でも女の子でも楽しめる、シックでおしゃれな色のランドセルも増えてきました。
そんな中から、少し落ち着いた赤のランドセルを発見!
ワインレッドという感じの、シックな赤です。
これなら男の子でも全然いけるはず…!
見てみると…。
フタを開けた内張りが、ピンク…!!
やっぱり、女の子仕様にできているようです。
ほかにも、ハートの刺しゅうがあったり、キラキラのファスナーアクセサリーがついていたり…私がほしいくらいのステキ仕様だけど、あくまでも“かっこいい赤のランドセル”がほしい息子のおめがねにはかないませんでした。
こうして、子どもたちとの嵐の夏休みを過ごしつつ、夜なべでランドセル探しを続けた結果…。
ついに、念願のかっこいい赤のランドセルを発見!
無事に、購入することができました。
落ち着いたワインレッドで、高学年になっても飽きのこないデザインです。
実母にそれを報告すると…。
「え、赤!? キャンセルできないの!?」
やはり、親・祖父母世代に定着した“男は黒、女は赤”というイメージはなかなか固く、厳しい言葉が飛んでくるのでした。
しかし、実際に息子が背負った写真を見せると「意外といいかも…!」と好印象。
そんなこんなで、わが家のラン活は無事に完了したのでした。
色とりどりのランドセルが増えた現代でも、なかなか探すのが難しかった、かっこいい赤のランドセル。
それと同時に、大人が抱いているイメージの残酷さにも気づかされるラン活でした。
どんな色のランドセルでも、たくさんの夢と希望がつまったわが子が背負うのは一緒です。
どうかこれからも、子どもたちが大好きな色を身に着けることができる世の中でありますように!
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