コミックエッセイ:なんとかなるから大丈夫!
夏休みに家族で温泉旅行へ…露天風呂を知らなかった母の意外な反応とは!?【なんとかなるから大丈夫! Vol.50】
ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。
今年の夏休みは夫と息子、私、そして両親と一緒に温泉旅行へ行ってきました。
両親と一緒に旅行するのは、私が小学生のときに行ったのが最後だったので、本当に何十年ぶりという感じです。
もともと、母は父と一緒に旅行することを夢見ていました。
■老後の旅行を夢見ていた母
老後はいろんな場所に行きたいと、母は常々言っていました。
しかし、父は仕事と趣味でとても忙しい人でした。
今は行く時間がないけれど、もっと年を取れば落ち着く日が来るだろうと、母は信じていたのかもしれません。
そんな矢先、父が脳出血で倒れました。
一時はどうなることかと思いましたが、右半身まひはあるものの、リハビリをがんばり、今はつえをついて歩けるほど回復しました。
母は老後は旅行することを夢見ていたのに、「こんなになって!」と、よく言うようになりました。
確かに、父と母と2人で旅行するのは、大変かもしれません。
でも、私と夫と息子がいれば、きっと何とかなるはず。
そう思い、試しに車で1時間半ほどの場所へ、温泉旅行することになったのです。
父が一緒なので、あまり予定を詰め込みすぎず、ほどほどに観光をして、ホテルでゆっくりできるように計画を立てました。
問題はホテルのお風呂場でした。
最初、母は部屋のお風呂で父の入浴介助をすると言っていたのですが、シャワーチェアもなく、湯船はどうにも狭く高さもあったため、お風呂に入るのは難しかったのです。
それなら、大浴場の方がむしろ入りやすいのでは? と考えました。
まずは夫と息子、私が大浴場へ偵察に行きました。
息子とは今までにも旅行したことがありましたが、まだ小さかったこともあり、入ったのは家族風呂くらいで大浴場は息子にとって初めての経験です。