コミックエッセイ:いわゆる育てにくい子でした
息子のいい面を見てくれている人がいる…それだけで自分の気持ちに良い変化が!【いわゆる育てにくい子でした Vol.13】
息子は、いわゆる「育てにくい子」でしたーー。
夏休みが明けたある日、幼稚園から帰宅しようとしていたメイさん親子は、トールくんのクラスメイトに話し掛けられました。「また明日遊ぼうね!」と息子が言われているのを初めて聞き、メイさんは嬉しくて胸がいっぱいになるのでした…。
数年後にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいだと診断される息子を育てる中で、メイさんが周囲の態度や言葉に傷つきながらも対処法を模索し、トールくんをサポートしていく様子を綴ります。
■前回のあらすじ
担任の先生と話し、落ち込んでいた帰り道で、息子のクラスメイトが「トールくん、また明日遊ぼうね!」と声を掛けてくれる。息子と遊びたいと言ってくれる子がいることが嬉しくて、涙が出てしまうのだった。
■好きでいてくれる友だちがいる!
入園まではほかの子と息子が関わるのをできるだけ避けていました。
でも、幼稚園に入って毎日ほかの子と過ごすようになって、息子の良い面に気づいて、好いてくれるお友だちができていることがわかりました。
それまではどうしても、他害してしまうと引き離すという選択をしていました。
でも幼稚園では、他害したからと言ってずっとほかの子と離れて過ごすわけにはいかない。
息子の「他害」という一面だけではなく、ほかの面を見てもらえる機会が増えたのだと感じました。