コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい

憧れのパンツが逆効果!? 小1息子の「オムツ外れ」までの道のりが長かった【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.36】


■コッソリおむつ生活は小学校でも続き…

自転車の補助輪があっという間に外れる子、なかなか外れない子がいるように、体の成長はしていても、心に不安があると、先に進むのはなかなか難しいものです。

それは、心が成長していないのではなく、心が成長しているからこそ生まれる“不安”。

息子のこれも、息子が心が成長している証拠!

そう、前向きに捉えることにしました。

こうして、息子は小学校に上がっても、帰宅するとオムツを履くという、秘密の生活が続きました。

ですが、徐々に足も長くなり、おむつもきつくなっていきます。

……が、今は種類もサイズも豊富! 大丈夫!

過ごしやすい春があっというまに終わり、暑い夏がくると…。

「昼間は蒸れてかゆくなるから、パンツでいよっか」

「うん!」

夏休みで昼間も家にいる日々が続き、自然と家でパンツを履いている習慣がつき…夏休みが終わっても、遊び疲れて、着替えも忘れる日が多くなり…。

息子の二重生活は終わりを迎えた

いつの間にか、息子の二重生活は終わりを迎えていました。

命にかかわる悩みではないと頭ではわかっていても、この先、冷やかされるのではないか、いじめられるのではないか…そう思うと、焦ってしまうのが親心。

ですが、うちの息子を突き動かしたのは私ではなく、やはり一番大きかったのは“本人の自信”だったと思います。

「もう大丈夫だ! いける!」

そう思えるようになるまでの時間は、本当に人それぞれ、子それぞれ。

それを教えてくれた、息子とのエピソードでした。

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