コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい
懸賞に当選してサンタさんがやってきた!? わが子の心に残り続けるあの年の「クリスマス」【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.37】
■わが家にサンタさんがやってくる!?
なんとなく応募したスーパーの懸賞に、まさかの当選。
驚きの電話でした。
「(ほ、本当に当たるんだ、こういうの…)」
電話によれば、当選したのは娘名義で出したお人形セットの応募はがき。
その内容をしっかり確認して、今から買いに行ってくれるということでした。
それだけでも感動してしまったのに、なんと後日、サンタ姿の社員さん…いや、サンタさんが直接わが家に届けに来てくれるとのこと。
ヤバい…まだ引っ越しのダンボールが大量に残っている…。
という焦りはあったものの、朗らかで丁寧な電話に感動するばかりでした。
私はいつも通りにただ買い物をさせてもらって、応募しただけなのに…まさかまさかの、クリスマスプレゼント。
そして12月。わが家にサンタさんがくる日がやってきました。
■思い出は一時のものではなく…
前もって都合のいい日時を指定し、その当日。
住所の確認や時間の細かい確認も重ね、私は子どもたちと自宅待機。
「実は…スーパーゲキヤスの懸賞が当たって。明日、サンタさんがきてくれるんだって!」
と前もって伝えられていた子どもたちは、正座で今か今かと待機していました。
そして、鳴るチャイム…。
ピンポーーン
「はいはーーーーい!!」
玄関ドアを開けると…
「メリークリスマス!!」
サンタ姿の若いお姉さんとお兄さんが、大きなプレゼント袋を抱えて立っていました。
白ひげのおじいさんじゃない…なんて疑いも持たず、子どもたちは大喜び。
人見知りながらも「ありがとうございます」と感謝を伝え、記念撮影すると、母が死に物狂いで大掃除したリビングには上がらず、玄関先のみの対応で(このスマートさもありがたい…)、サンタさんたちは笑顔で帰っていきました。
ニコニコ笑顔でリビングに戻り、プレゼントを開けると、中にはお願いしたお人形とベッドのセットがしっかり入っていました。
ありがとう、サンタのお兄さんお姉さん…!
そしてスーパーゲキヤス…!
この日の思い出は、私だけでなく子どもたちの心の中にも強く色濃く残っています。