千葉県佐倉市「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同6周年目前! 三十五市長にインタビュー
こんにちは。エッセイストの紫原明子です。
千葉県佐倉市は、2019年12月から「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同してくれている。千葉県で初めて賛同してくれたということもあり、佐倉市の西田三十五(さんご)市長に、子育て支援にかける思いや佐倉市の魅力についてお話を伺ってきました。
東京から電車で約60分、成田空港からは20分という場所に位置する佐倉市は緑や河川の豊かな自然とともに、城下町の風情や蘭学医学が盛んだった歴史を身近に感じられる、散策にもぴったりな街です。
今回訪れた佐倉市庁舎は、京成佐倉駅から電車を降りて車で5分ほどの場所にあります。なんと佐倉市役所の1号館庁舎は、建築家の黒川紀章氏が設計したそう。
建物の中に足を踏み入れるとすぐの場所に早速、子育て応援自動販売機を発見!
授乳室も完備されているから、赤ちゃん連れのご家族も安心して立ち寄れますね。
「いやあ、どうもどうも!」と元気いっぱいに私たちを迎えてくださったのは佐倉市の西田三十五市長です。
「私は最近、よく孫を預かってるんですよ。そうするとね、どうしたことか私が抱っこするたびに必ず孫が泣くんですよ! だけど赤ん坊なんて泣くもんですから。みんな泣いて大きくなるんですよ!このプロジェクトは職員のみんなが一生懸命進めてくれたんですが、個人的にもとてもいいプロジェクトだと思いますね」。
西田市長がひとたび口をひらけば、突然お祭りが始まったかのように場が活気付きます。
「飲食店にもこのプロジェクトのポスターが貼ってあるといいですね。小さい子がいると毎日ご飯を作るのも難しいですから。赤ちゃん連れの家族がもっと気軽に外食できるといいですよね。
今回佐倉市では、「泣いてもいいよ!」ステッカーやグッズの配布に加えて、子育て応援バスの運行や子育て応援川柳の募集など、多彩な取り組みを企画してくださいました。中でも私が特に感銘を受けたのは、市内にある佐倉高校の生徒さんたちが制作してくださったというこちらの動画です。
高校生のみなさんの豊かな発想力で、「泣いてもいいよ!」ステッカーの趣旨をとってもわかりやすく表現してくださいました。大人である私たちが主導する取り組みに、こうして学生の皆さんが協力してくださるということもまた、本当に嬉しいことです。
「私はもともと、よく市長室に子どもたちを招くんですよ。そうやってこれまでに出会った高校生の一人がね、『僕は勉強が嫌いなんです』って言うんです。だからね、『わかった、勉強なんてしなくていい!』って言ったんですよ。
そしたら後日、親御さんから、『市長、なんで勉強しなくていいなんて言ったんですか!うちの子が本当に勉強しなくなりましたよ!』と電話で怒られちゃった。
西田市長のお話からは、佐倉市に住む子どもたちや、ともに働く市の職員のみなさんとの楽しいエピソードが次々と登場しました。市長と市民のみなさんとの距離の近さに驚かされました。
一つの街の首長でありながら、子育てや教育といったケアワークに積極的に関わりを持ち続けておられる西田市長。背景には、次のような思いがあると話してくれました。
「今の政治家はみんな米の値段がどうのこうのとかって、目先の話しかしないでしょ。
この日、市役所にて私たちを迎えてくださった職員のうちのお一人は、佐倉市出身とのこと。もともとは航空会社で客室乗務員として勤務されていたものの、出産後、わが子をより良い環境で育てたいという思いから佐倉市職員に転職され、ご家族とともにUターン移住されたそうです。
子どもを産んだら戻って来たくなる街、佐倉。今回市長のお話を伺って、私にもその理由がわかるような気がしました。ちなみに近年、佐倉市役所職員のみなさんの育休取得率は驚きの100%だそうですよ!
改めまして佐倉市のみなさん、「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」にご賛同いただき、ありがとうございました!
取材・文 紫原明子
佐倉市主催!子育て川柳募集中
佐倉市では、令和6年11月から子育て応援バスが走っています。
「孫泣かれ ぐずる姿も 可愛いな 」(佐倉市長 西田 三十五)
初めての孫が生まれました。抱っこすると大粒の涙を流してワンワン泣くのですが、その姿も可愛いです。
「どんとこい! 泣いてもいいよ 君は未来 」(エッセイスト 紫原 明子)
こどもたちの泣き声は未来の声。
千葉県佐倉市は、2019年12月から「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同してくれている。千葉県で初めて賛同してくれたということもあり、佐倉市の西田三十五(さんご)市長に、子育て支援にかける思いや佐倉市の魅力についてお話を伺ってきました。
豊かな自然と歴史を感じられる佐倉市
東京から電車で約60分、成田空港からは20分という場所に位置する佐倉市は緑や河川の豊かな自然とともに、城下町の風情や蘭学医学が盛んだった歴史を身近に感じられる、散策にもぴったりな街です。
今回訪れた佐倉市庁舎は、京成佐倉駅から電車を降りて車で5分ほどの場所にあります。なんと佐倉市役所の1号館庁舎は、建築家の黒川紀章氏が設計したそう。
建物の中に足を踏み入れるとすぐの場所に早速、子育て応援自動販売機を発見!
授乳室も完備されているから、赤ちゃん連れのご家族も安心して立ち寄れますね。
「いやあ、どうもどうも!」と元気いっぱいに私たちを迎えてくださったのは佐倉市の西田三十五市長です。
「私は最近、よく孫を預かってるんですよ。そうするとね、どうしたことか私が抱っこするたびに必ず孫が泣くんですよ! だけど赤ん坊なんて泣くもんですから。みんな泣いて大きくなるんですよ!このプロジェクトは職員のみんなが一生懸命進めてくれたんですが、個人的にもとてもいいプロジェクトだと思いますね」。
西田市長がひとたび口をひらけば、突然お祭りが始まったかのように場が活気付きます。
「飲食店にもこのプロジェクトのポスターが貼ってあるといいですね。小さい子がいると毎日ご飯を作るのも難しいですから。赤ちゃん連れの家族がもっと気軽に外食できるといいですよね。
赤ちゃんが泣き出した時に誰かが、うるさいぞ、なんて言ったら、黙って壁のポスターを指差して『これ!』って教えてげあげたらいいですから」
佐倉市内の現役高校生も協力してくれました!
今回佐倉市では、「泣いてもいいよ!」ステッカーやグッズの配布に加えて、子育て応援バスの運行や子育て応援川柳の募集など、多彩な取り組みを企画してくださいました。中でも私が特に感銘を受けたのは、市内にある佐倉高校の生徒さんたちが制作してくださったというこちらの動画です。
高校生のみなさんの豊かな発想力で、「泣いてもいいよ!」ステッカーの趣旨をとってもわかりやすく表現してくださいました。大人である私たちが主導する取り組みに、こうして学生の皆さんが協力してくださるということもまた、本当に嬉しいことです。
「私はもともと、よく市長室に子どもたちを招くんですよ。そうやってこれまでに出会った高校生の一人がね、『僕は勉強が嫌いなんです』って言うんです。だからね、『わかった、勉強なんてしなくていい!』って言ったんですよ。
そしたら後日、親御さんから、『市長、なんで勉強しなくていいなんて言ったんですか!うちの子が本当に勉強しなくなりましたよ!』と電話で怒られちゃった。
だから改めてその子にもう一回会いに行って、『何かやってて楽しいことはあるのか?』って聞いたんですよ。そうすると、『サッカーが好きだ』って言うんです。じゃあこのままサッカーを続けていった先で、もしかしたら外国に試合に行くかもしれないだろ? そのときに困らないように、英語くらい勉強しておいた方がいいんじゃないか?って話をしたんです。それ以来彼は英語の勉強を頑張っているそうです」
西田市長のお話からは、佐倉市に住む子どもたちや、ともに働く市の職員のみなさんとの楽しいエピソードが次々と登場しました。市長と市民のみなさんとの距離の近さに驚かされました。
一つの街の首長でありながら、子育てや教育といったケアワークに積極的に関わりを持ち続けておられる西田市長。背景には、次のような思いがあると話してくれました。
出産したら戻って来たくなる街
「今の政治家はみんな米の値段がどうのこうのとかって、目先の話しかしないでしょ。
もちろんそういうことも大事ですけどね。だけど教育とか子育ては、もっと長い時間をかけて自分たちに返ってくる話。だから誰にとっても重要なんです。行政は本来、そういうことにもちゃんと取り組むべきだと私は思うんです」
この日、市役所にて私たちを迎えてくださった職員のうちのお一人は、佐倉市出身とのこと。もともとは航空会社で客室乗務員として勤務されていたものの、出産後、わが子をより良い環境で育てたいという思いから佐倉市職員に転職され、ご家族とともにUターン移住されたそうです。
子どもを産んだら戻って来たくなる街、佐倉。今回市長のお話を伺って、私にもその理由がわかるような気がしました。ちなみに近年、佐倉市役所職員のみなさんの育休取得率は驚きの100%だそうですよ!
改めまして佐倉市のみなさん、「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」にご賛同いただき、ありがとうございました!
取材・文 紫原明子
佐倉市主催!子育て川柳募集中
三十五市長と紫原明子氏も参加!
そこで、市内で子育てに奮闘しているママやパパを応援するため、市民のみなさんから「子育て応援川柳」を募集中です。募集された川柳の一部は、子育て応援バスの車中や、市のホームページ、市公式SNS等で掲載予定。※掲載する川柳は、応募された川柳の中から市が選考。三十五市長と紫原明子氏も川柳を書いてくれました。年齢性別は関係なく、子育てを応援する気持ちがあれば大歓迎。子育てを応援する気持ちを、みんなで共有しませんか?
「孫泣かれ ぐずる姿も 可愛いな 」(佐倉市長 西田 三十五)
初めての孫が生まれました。抱っこすると大粒の涙を流してワンワン泣くのですが、その姿も可愛いです。
「どんとこい! 泣いてもいいよ 君は未来 」(エッセイスト 紫原 明子)
こどもたちの泣き声は未来の声。
どんとこい!私たちは受け止めますよ、という気持ちををママやパパに伝えたいです。