子育て情報『世界が緑色に染まる!聖パトリックス・デーは日本でもイベント続々!』

世界が緑色に染まる!聖パトリックス・デーは日本でもイベント続々!

2018年3月12日 12:29
 

だいぶ春めいてくる3月。日本では女の子の健康や成長を祝うひな祭り、そして桜の色をイメージしたピンク色に染まる時期ですが、世界では3月といえば緑色!というところも多いのです。実は日本でも、年々盛り上がりを見せているのが「聖パトリックス・デーSt. Patrick’s Day」。アイルランドのお祭りです。

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毎年10万人を動員する、東京の大パレード。アイルランド大使も参加し大きな盛り上がりを見せる(写真提供:INJ - Toru Tazura)

アイルランドの伝統行事

聖パトリック」とは、ヨーロッパ最西端の国アイルランドの守護聖人。もともとケルト民族の土地で、ドルイド教という宗教が根付いていたアイルランドに5世紀ごろ、カソリック(キリスト教)をもたらした人物です。その後、隣国のイギリスから何度となく侵攻を受け、プロテスタントへの改宗を迫られ植民地化されても、アイルランド人はカソリックを支持し続けてきました。そういう意味でカソリックはアイルランド人にとってアイデンティティそのもの。カソリックをもたらした聖パトリックの命日である3月17日にミサなどの行事を開催し祝うことは、数世紀前からアイルランドの伝統行事となっています。

世界に散らばったアイルランド人

それがなぜ、世界のあちこちで祝われるようになったのでしょう。

アイルランドって、歴史をひも解いてみるととても悲惨な史実がたくさん出てくるのですが、そのひとつがジャガイモ飢饉です。19世紀半ばにヨーロッパ全土でジャガイモの疫病(黒死病)が大発生し、アイルランドではジャガイモのみが主食であったこと、宗主国であるイギリスの政策により、それでも食糧輸出を余儀なくされたことから、多くの犠牲者が出てしまったのです。そのころ、やむをえず故郷を離れ海外に移住したアイルランド人は200万人にのぼると言われており、彼らはイギリスはもちろん、新大陸(アメリカ、カナダ)やオーストラリアなどに居を構え、たくさんの子孫を残しました。
ちなみに、アメリカ合衆国のケネディ大統領やクリントン大統領をはじめ、アイルランド系移民の子孫にはとても有名な人も多く、日本でも作家の小泉八雲本名パトリック・ラフカディオ・ハーン)が知られています(彼はジャガイモ飢饉から逃れて来たわけではありませんが…)。

世界が緑色になる日

移民先でも故郷を想い、伝統を絶やさなかったアイルランド人。聖パトリックス・デーには各地で細々とお祝いを続けてきました。この日がアイルランドの祝日に認定されたのは1903年のことですが、1990年代に入りアイルランド経済が安定し、著しい成長を始めると、政府主導の盛大なお祭りが開催されるようになります。世界のあちこちでアイルランド移民たちもそれに呼応して、大々的に祝うようになりました。ロンドンの「ビッグアイ(観覧車)」、ローマのコロッセオやNYのエンパイアステートビル、中国の万里の長城など、3月17日にランドマークをアイルランドのシンボルカラーである緑色にライトアップする都市がいっぱい。アイルランド系移民の多いシカゴではなんと川に染料を流して緑色にしてしまうとか。この染料は自然由来のものを使用しており、数日で元の色に戻るのだそうです。

もちろん日本でも開催!

日本では1992年に東京で初めてパレードが開催され、2018年の今年は26回目を迎えます(3月18日開催)。参加者・見学者を合わせて10万人を動員する盛大なもので、今やアジアで最大級のアイリッシュイベントだそう。パレード参加者はアイルランドと関係の深いグループはもちろん、地元の小学生によるブラスバンドや、もしや単なるお祭り好き?とおぼしき人までさまざま。それぞれ緑色のものに身を包み、表参道をパレードします。沿道を埋め尽くす人々もみんな緑一色。パレードへの当日参加はできませんが、なにか緑色のものを身に着けていけば、一体感を感じられてさらに楽しいかもしれません。

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アイルランド人ファミリーは思い思いの服装での参加。参加者は緑色のものを必ず身に着けている(写真提供:INJ - Toru Tazura)

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緑色のものを身に着けていないと、いたずら好きの妖精レプラコーンがこっそり近寄ってきてつねっていくんだって!(写真提供:INJ - Toru Tazura)

また、東京だけでなく、各地でアイルランドの文化や芸能が楽しめるイベントが開催されているので、お近くの方はぜひ!

【2018年聖パトリックス・デーイベント】
※2018年3月12日時点で終了しているものは割愛しています

●3月1日(木)〜3/18(日)
伊勢市大鳥居ライトアップ

●3月17日(土)
大阪パレード
沖縄パレード
アイラブアイルランドフェスティバル東京

●3月18日(日)
東京パレード
岡山パレード
福岡パレード
アイラブアイルランド フェスティバル 東京

●3月21日(祝)
千葉パレード
高松パレード

●3月24日(土)
セントパトリックスデーフェスティバル名古屋

●3月25日(日)
福井パレード
ザワイルドローバー東京(音楽イベント)
セントパトリックスデーフェスティバル名古屋

イベントに関するお問い合わせ:Irish Network Japan

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「エメラルドの島」と呼ばれるほど、緑豊かなアイルランド。ただでさえ緑色なのにこの日、本国ではどれだけ緑にあふれるのか

<文・写真(特記以外):フリーランス記者岩佐 史絵>

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